こんにちは!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

さて、今回からのテーマは、
「顧問税理士の変更理由」
ということでお話をして
いきたいと思います。

個人的な考えとしては、
税理士とは継続的に付き合った方が
メリットが多いと思っていますし、
頻繁な税理士変更はメリットが少ないだけでなく、
変更に伴う手間やサービスレベルの低下等、
デメリットまで発生しかねないと思っています。

ですが、当方のような税理士紹介会社では、
前回テーマ(※)で触れたような、
顧問税理士を変更すると考えている方からの
ご相談・お問合せを頻繁に頂いているのが事実です。

<前回テーマ記事>
※顧問税理士を変更するとき-①知っておいた方がいいこと顧問税理士を変更するとき-②契約解除時のよくある質問

では、実際に顧問税理士を変更される方の
「変更理由」はどのような内容が
多いのでしょうか?

今回からはその具体的な話、
そして、そのような不満を抱えてしまう
事業者と税理士との関係について、
話を進めていきたいと思います。

実際に税理士変更を検討されている事業者様は、
今回の内容を是非参考にして頂ければ幸いです。

顧問税理士の変更理由-①税理士の料金・報酬が高い

■顧問税理士の変更理由-①税理士の料金・報酬が高い

では、具体的な話に入っていきます。

税理士紹介サービスを営む当社に、
現在の顧問税理士の変更を検討されている
事業者様からご相談を頂いた際、
最も事業者側から意見が多い内容は、
「現在の顧問料が高い」
という内容です。

「既存の税理士を変更したい!」

「もう契約解除したから、新しい税理士を!」

こういったご意見をお話される事業者様には、
必ずその理由をお尋ねします。
前段でお話をした通り、
税理士紹介業の弊社にとっては
顧問税理士の変更を目にする機会は
通常のことでも、一般の事業者にとっては
頻繁に発生しない事象です。

だからこそ、きちんとその背景を探るために
税理士変更の理由をこちらから伺うのですが、
事業者様側はお話する内容は
かなりの確率で「料金・報酬・顧問料が高い」、
つまり、支払っている報酬への不満をお話されます。

「顧問税理士の変更を考える事業者は
支払っている税理士報酬が高いと思っている」

事業者様側の意見を直接聞く立場の
税理士紹介業者としては、この内容は
間違いなく事実だと思います。

ただ、「現在の顧問料が高い」
これが事実としても、
これだけが真実なのでしょうか?

●「現在の顧問料が高い」の背景は?

前段でもお話ししましたが、
顧問税理士の変更は事業者にとっては
日常茶飯事ではないため、
弊社に税理士変更のご相談を頂いた際は、
その背景を探るために、
その理由をお尋ねしています。

その結果、「現在の顧問料が高い」
という発言をされる方が最も多いのですが、
よくよくお話を聞いていくと、
色んな事情をお教え頂けます。

税理士とのお付き合いがある方なら
お分かりだと思いますが、
事業規模が急に拡大したり、
自社の事業・状況等が
大きく変化したりしない限り、
税理士の報酬は大きく変動しません。

「現在の顧問料が高い」と
お話されている事業者様も、
税理士と契約をしたときには、
その料金に納得して契約しているわけです。

それにもかかわらず、
顧問税理士の変更を希望する際は、
「現在の顧問料が高い」
というお話をされます。

つまり、
料金が高いと思うようになった理由
が背景として存在する
ということです。

●契約時と実態の相違で不満を持つ

税理士と契約する際には納得していた
事業者様が、何故「現在の顧問料が高い」
と感じてしまうようになるのでしょうか?

これは、簡単な理由としては、

  • 契約時の期待と実際のサービスの乖離
  • 一定期間経過後のサービスレベルの低下

ということが挙げられます。

【契約時の期待と実際のサービスの乖離】

これは簡単に言うと、商談・契約の際に
言っていたことや出来るといった内容が
提供されない、実際には出来ない
ということの不満です。

税理士に限らず、契約時や購入時に聞いていた内容と、
実際のサービス内容や提供商品が著しく異なる場合は、
どなたでもご不満になるのはご理解頂けると思います。

携帯電話であれば、このサービスが基本装備されている、
追加料金がかからない、指定地域で電波が繋がる等、
諸々確認してから契約する内容があると思いますが、
実際に契約してからその内容が大きく異なる場合は、
大きな不満に繋がります。

税理士のサービスもそれと同じで、
記帳代行依頼する・しない、追加料金発生する・しない、
資金調達の支援業務が可能・不可能等、諸々確認した上で
契約を締結したのに、実際には大きく違っていた・・・
ということなら、不満が募る理由も
お分かり頂けるのではないでしょうか?

そして、この中には残念ながら、
契約締結段階での相互認識のズレも含まれます。
税理士としては「言ったつもりはない」、
事業者としては「そう聞いている」
こういう内容です。

厳密に言ってしまうと、
仮に税理士としては全く発言していない内容でも、
契約した事業者側がそれを認識していたのであれば、
それを改める事ができなかった落度が
税理士側にはあると思いますし、
相互認識のズレを修正できず、
さらにその内容が事業主側にとって
税理士に依頼を決定する際の重要事項であれば、
期待する提供サービスの乖離という事実は免れられず、
事業者側に大きな不満を持たれる要因になるのは
変わりありません。

【一定期間経過後のサービスレベルの低下】

簡単に言うと、
「昔はよかったけど、今はダメ」
ということです。

このようなご不満を抱かれる事業主に多いのが、
「開業直後の税理士と契約した」というケースです。
契約したとき、つまり、税理士が開業直後の時は
何も不満が無かったが、数年経過したら、
サービスが劣化したということです。

税理士は国家資格者ですが、独立した場合は、
資格者であると同時に事業者です。
顧客0人、自宅開業、自分と家族のみでスタート、
という税理士事務所も珍しくありません。

こういった新規開業事務所の場合は、
他の事業者同様、「新規顧客開拓」が
何よりも優先される事項となります。
顧問先の開拓、増加、
これを熱心に活動しています。

勿論、サービス提供にも手を抜かず、
税理士自身が一生懸命行う事が大半です。

その結果、最初の段階では、
通常よりも値引きして契約したり、
一顧問先に熱心にサポートしたり、
定期的な訪問も税理士が行ったり、
ということも珍しくありません。

そして、このように顧客を
一生懸命サポートする事務所は、
評判も良いケースが多い為、
既存の顧問先さんから
新しい顧問先を紹介されることも多く、
数年すると、自分一人では忙しくて
手が回らないほど顧客が増加している
ケースもあります。

ただ、この「忙しくて手が回らない」
という状況になった時に、
サービスの劣化が生じる場合があります。

主に税理士側が忙しくなったことによって、
事業者側が不満を抱きやすい点が、

  • メールやTELのレスポンスが遅い、無い
  • 定期訪問の頻度が少なくなる
  • 直接対面するやり取りが無くなる

こういった所です。

事業者側としても、依頼する税理士が
契約当初と比較すると忙しくなってきたな、
ということには気づくので、

「昔は熱心にサポートしてくれたのに」

「うちみたいな小さい所は後回しかな」

こういったことを考えるようになります。

こうなってしまうと、事業者側の問題や希望、
不満等を税理士が汲み取ることも出来ず、
また、事業者から税理士に伝える機会もありません。

以前よりもサポートされている状況が
無いにもかかわらず、当然、
料金は契約当時と変わっていませんので、
事業者側としては、
「サービスが劣化した」
という認識になってしまいます。

ただ、このようなケースは、
開業当初の税理士が本来価格よりも値引きして
サービス提供しているケースもあり、
大分疎遠になった現在こそ、
報酬とサービス内容が釣り合っている
という場合もあるので、注意が必要です。

●勿論、例外もあります

「現在の顧問料が高い」
というお話をされるケースであっても、
「料金が高いと思うようになった理由」
が背景として存在する、
ということを話してきましたが、
勿論、例外もあります。

諸々ヒアリングした結果、
純粋に金銭面での不満のみが強いという
事業者様もいないわけではありません。

あまり多い事例ではありませんが、
「相場より非常に高い顧問料を支払っている」
という事業者様も存在します。

税理士の顧問料・報酬というものは、
あまり普段調べることが無いと思いますが、
「自分の顧問税理士って高いのかな?」
と感じた際は、同業者や経営者・事業者の知人等に
聞いてみるのが良いかもしれません。
その際、出来れば、ご自身・自社と同規模の
方にお尋ねするのがベストです。

●まとめ

さて、今回の内容は、
顧問税理士の変更理由として、
「現在の顧問料が高い」
という意見が、事業者様のご不満として
最も多いものとお話をしましたが、
その背景には、

  • 契約時の期待と実際のサービスの乖離
  • 一定期間経過後のサービスレベルの低下

等の顧問料を高いと感じるようになった
理由が存在することをお話しました。

勿論、中には純粋に相場より高い報酬の為、
現在の税理士に不満がある
という場合もありますが、一般的には、
上記のような背景が存在します。

報酬額というのは目に見えるもので、
上がった・下がったということが
非常にわかりやすいものですが、
不満を持った理由を理解しないと、
仮に新しい税理士との契約で
報酬が減額しても、不満点は解消されていない、
ということになってしまうかもしれません。

顧問税理士の変更理由-①税理士の料金・報酬が高い

さて、今回の報告は以上です。
次回も同じテーマ、
「顧問税理士の変更理由」
について報告したいと思います。

上記で申し上げました通り、
顧問税理士の変更理由は
「現在の顧問料が高い」からです。

顧問料が高いと感じる理由については、
諸々触れましたが、
「高い」と感じる時点で顧問税理士への
不満が溜まっている状態でもあります。

今回の内容に思い当たるフシがあれば、
自社の場合の税理士報酬相場について
お話することも出来ますので、
是非こちらにご相談ください。

税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/

また、次回宜しくお願い致します。