諜報部長!お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです。

さて、今回のテーマは、
「スピンドル」についてです。
しっかりチェックしておきましょう!

スピンドルが日本撤退!どうなるGACKTコイン

仮想通貨「スピンドル」ってご存知でしょうか?
個性派アーティストのGACKT氏が
運営に関わっている新しく発行された仮想通貨で、
なにやら怪しげな状況にあるようです。
どんな状況なのかまとめてみます。

●仮想通貨「スピンドル」とは?

スピンドル(SPINDLE)は、
ブロックチェーンとスマートコントラクト技術を
用いた改ざん不可能な透明性の高い情報を持つ
投資・運用のプラットフォームのICOプロジェクトです。

※ICOとは、Initial Coin Offeringの略で、仮想通貨を使った新規株式公開(IPO)のようなものです。新規株式公開の場合、厳しい審査を経て証券取引所に上場する必要がありますが、ICOは比較的ハードルが低く実施することができるため、新たな資金調達手段として注目されています。

スピンドルの特徴は、
運営する「株式会社BLACKSTAR&CO」が
資金調達により集めたお金で
投資・運用プラットホーム「ZETA」を構築し、
投資家たちが投資判断に必要な信用情報を
提供することを目指しているようです。

※ZETAについて詳しく知りたい方は、下記の公式動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=bThHu7LgC_U

加えて、一番注目を集めているものが、
このスピンドルにGACKT氏が
深く関与していることです。
当初は、広報・宣伝の
マスコット的位置付け
として見られていましたが、
かなり深く関与していると
自身で発言しているようです。

※ちなみに先にご紹介した動画の
ナレーションは、GACKT氏が担当しています。

そうしたことから、スピンドルは
通称「GACKTコイン」とも呼ばれています。

スピンドルは、2018年1月に
プライベートトークンセールが終了し、
4月にクラウドセールを開始、
5月末までに日本以外の
世界5か所の仮想通貨取引所で上場しています。

ですが、上場直後から暴落が続き、
ICO時には20~30円で取引されていた
とされる価格が、2018年8月現在では
0.3円前後というありさまです。

こうした状況の中で、
様々な動きが出始めています。

●スピンドルが日本撤退!?

まずは、こちらのニュースをご覧ください。

東スポWEB-2018年08月11日 16時30分

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/1091830/

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仮想通貨「スピンドル」が日本撤退発表 “広告塔”GACKTも緊急避難?

通称「ガクトコイン」と呼ばれる
仮想通貨「スピンドル」の企画・販売を行うB社が
今月15日をもって、日本から“撤退”することを発表した。

B社は野田聖子総務相の“金融庁圧力問題”の当事者。
金融庁から無登録営業による
資金決済法違反の疑いを指摘され、
後日、野田氏秘書のアテンドで
金融庁に説明を求めたことから
「圧力をかけたのでは?」と報じられた。

スピンドルの広告塔を務めるのは
人気歌手のGACKT。
だが、5月に国外の取引所5つで上場した
スピンドルは大暴落し、
プレセールで1スピンドル(SPD)=30円だったものが、
10日現在0.4円弱まで値を下げている。
これではGACKTを信じて購入した人は大損だ。

しかもGACKTら“胴元側”は上場直後に売り抜き、
ボロ儲けしたとの報道も。
こうした不透明な取引に、
警視庁のサイバー犯罪対策課が
重大関心を示しているとは本紙既報通りだ。

そんな中での“日本撤退”。
B社はホームページ上で日本オフィスを閉鎖し、
本社をロンドンに移転すると発表。
理由について
「テクノロジー、デザイン分野に精通する
我々のパートナー拠点が欧米に多く、
彼らとのコミュニケーションを密にしていきたい」
「昨今の日本での金融界における
規制や投資に対する考え方などを考慮した上で、
日本でのビジネスをこれ以上拡大していくことは困難」
と説明しているが、うのみにはできない。

仮想通貨に詳しいIT関係者は
「スピンドルはGACKTが宣伝マンを務め、
彼のファンを含む日本人を主なターゲットにしてきた。
それが早々と日本撤退なら本末転倒。
当局の捜査が迫る前に
“夜逃げ”したような印象を受けます」と話す。

B社は「プロジェクトに関わる
アドバイザー人事等にも変更を入れ、
一新していく」とも明言。
GACKTを“避難”させる気満々だ。

すべてを“なかったこと”にするつもりなのか――。

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元々、東京の麹町に本社を構えていた
BLACK STAR&CO社ですが、
突如日本市場から撤退するかのような
リリースを発表し、ロンドンへ移転するとのことです。

※スピンドル プレスリリース
https://spindle.zone/release/201807-09/PressRelease_20180809.pdf

リリースによると、
「昨今の日本での金融界における
規制や投資に対する考え方などを考慮した上で、
日本でのビジネスをこれ以上拡大してくことは
困難であるという事」をあげています。

実は、BLACK STAR&CO社は金融庁から
資金決済法違反の疑いをかけられており、
適切な対応をしない限り、
必要な措置を取ると警告を受けていました。

そこで、BLACK STAR&CO側は、
野田聖子総務相を通じて金融庁へアプローチし、
行政処分を免れようとしたようです。

※文春オンライン 金融庁圧力疑惑 野田総務相が明かしていた「GACKTの依頼」
http://bunshun.jp/articles/-/8268

ですが、野田聖子総務相の関与が
明るみになった後、金融庁としては
より「適切な処置」をする必要性が
でてきましたから、
行政処分に踏み切る可能性が高い
と見られています。

つまり、BLACK STAR&CO社が
海外移転するというのは、
金融庁から行政処分されてしまう前に、
法的拘束力の及ばない海外へ移る
という文字通りの「海外逃亡」ということのようです。

●海外逃亡の理由はそれだけではない?

スピンドルがプレセールで販売された総額は
約220億円程度あると言われ、
その販売先の中には反社会的勢力も
含まれると言われています。

経済ジャーナリスト:須田慎一郎氏によれば、
現在そうした者から激しい追い込みにあっているそうです。

そもそも、スピンドルに関する登場人物は
怪しげな人物が多いと言われています。

まず、BLACK STAR&CO社を
運営するコアメンバーは、
ほぼ「ブリオンジャパン株式会社」と同じです。

そのブリオンジャパンの創業者は宇田修一氏で、
同氏が経営していた金融商品取扱業の
「ドラグーンキャピタル株式会社」は
関東財務局から登録取り消しの行政処分を受けています。

処分の理由は、ファンド資金の使い込み、
投資家への虚偽報告、
業務遂行のための組織体制がない等で、
実質的に詐欺的なものでした。

※関東財務局 ドラグーンキャピタル株式会社に対する行政処分について
http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000337.html

なぜ、一見関係なさそうな
別の会社を言及しているかと言うと、
ここに出てきた3社
「BLACK STAR&CO」、
「ブリオンジャパン」、
「ドラグーンキャピタル」
これらは全て同じ住所にあるのです。

つまり、これら3社は実質的に同一企業で、
宇田修一氏が実権を握っている可能性が高い
と見る事情通もいるようです。

ジャーナリストの須田慎一郎氏によれば、
スピンドルのプレセールで
反社会的組織にも売られており、
宇田修一氏はそうした面々から
激しい追い込みにあい、
ロシアに逃亡中とのことです。

今回のBLACK STAR&CO社の本社移転は、
“そうした意味”での逃亡も
含まれているのかもしれません。

いろいろと話が繋がってくると、
より怪しさが増してくる感じがします。
いずれにしてもスピンドルを取り巻く状況は
現段階としてはかなり怪しげで
関わらない方が良さそうです。

以上、いかがでしたでしょうか?

スピンドルは、現在でも
海外市場で取引されていますが、
かなり怪しいものであることが
ご理解頂けたのではないでしょうか。

広告塔として積極的に活動していた
GACKT氏の影響もあり、
芸能界をはじめとする交友範囲にも
打撃を与えており、今後、また新たな情報も
明るみになってくるかもしれません。

一例をあげると、ユーチューバ―(?)として
有名なマックスむらい氏が
役員を務めるAPPBANK社も
スピンドルを中核とした
事業展開を計画していましたが、
今回の騒動を受けて業務提携を解消しています。

また、自民党総裁選を目前に控え、
あれだけ出馬を公言していた
野田聖子氏の声が一向に聞こえてこないことも
スピンドルの影響であることは間違いないでしょう。

テレビではほとんど取り上げられていませんが、
今後の動向に注目したいところです。