お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「現場での人材育成」
についてのお話です。

経理の人材育成~指導が難しいポイントとは?~

■経理の人材育成~指導が難しいポイントとは?~

私の会社では新しい期になり組織が変わりました。
今までは経理として担当する
事業会社の事を考えてきましたが、
事業会社よりも自分たちの組織に力を注いでほしい
ということで、色々と考える機会が増えた数週間でした。

今の経理人員はマネージャーを除くと8名。

  1. 事業会社からの相談対応ができ、新しい事象が起きても
    仕訳に落とし込める人員:4名
  2. 事業会社からの新規事業の相談は困難だが、
    やったことのある業務の延長なら対応が可能で
    ある程度まで仕訳に落とし込める人員:2名
  3. マニュアルがあればそれ通りの業務ができる人員:2名

今は、ちょっと偏りがある組織なんです。
私が入社した時は総勢4名で、
私以外は1つ目のレベルだったので、
背中を見て育った感じです。
それが出来ないのは私だけだったから(笑)。

2つ目のレベルの人は次に応用編というか、
新規事業の相談があった場合に
「現場が何をしたいと思っていて、
会計・税務的な懸念点があるのかないのか、
会計に落とし込むとどうなるのか」
の報告ができるように育てる必要があります。

3つ目のレベルの人は新しい事が起きた時に
アンテナを張って、「マニュアル通りにやってはダメだ」
と気がつき、どうすればよいのかを
考える癖をつけさせてあげる必要がある。
その次に、起きた事象を仕訳に落とし込む力を
育ててあげる必要がある。

成長のステップとしては簡単に思いつくのですが、
どうやってそれをできるようにするかが
問題なんですよね。

●自分が出来る事でも、言葉にして教えるのは難しい

今のマネージャーは「1」の次に言う話が
「5」位まで飛ぶ人なんです。

こんな状況でも大丈夫だったのは、
過去に採用して来た人は(経験者ばかりだったので)
この指示で理解できるの分、問題はなかったんです。

だけど横で見ていて、今いるメンバーの中には
「1の次は2、だから3があって4になるから5という結論」
と言わないと理解できない人もいる。
業務工程だけではなく、考えを巡らせる順序でもあるので、
言葉で説明は難しいのですが。。。

私自身も、現段階としてはマネージャーの指示に
慣れて応対出来ているので問題ないのですが、
これにまだ応対出来ない人への説明が難しいです。

正直、自分で作業する時も「1⇒2⇒3⇒4⇒5」と
ここまで噛み砕いて考えてないんですよね。
業務の説明をしていて、
その相手が「???」となって初めて、
私も無意識に次の考えや工程へのジャッジを
行なっているんだと気付かされます。

私自身、性格的にもせっかちで、
脳みそと口がつながったような人間なので
拍車をかけているのかもしれません。

普段、無意識に判断していることや
スムーズに業務工程に結び付けている
理由・背景・基準等、
その構成をかみ砕いて説明できる力がないこと。
これが、今の自分の課題です。

でも、出来ないと今の人員の底上げが出来ない。
悩ましいところです。。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!