お世話になってます!
現役税理士諜報部員のDです。

さて、今回のテーマは
「ゆうちょ銀行の預入限度額の増額」
についてのお話です。

ゆうちょ銀行の預入限度額の増額-①ゆうちょ銀行側のメリット

■ゆうちょ銀行の預入限度額の増額-①ゆうちょ銀行側のメリット

4月1日からゆうちょ銀行の預入限度額が
1,300万円から2,600万円に引き上げられました。

今までは、通常貯金と定期性貯金の合算で
1,300万円が上限でしたが、
それぞれ1,300万円までに上限が引き上げられ、
合計2,600万円まで預けることが
できるようになりました。

限度額の増額は今までもあったのですが、
今回の増額は大きなものとなりました。

ちなみに、前回の増額は2016年4月で
1,000万円から1,300万円に引き上げられたものです。
今回の増額が、いかにインパクトがあるものか、
お分かり頂けるのではないでしょうか。

●利用者だけでなく銀行側にもメリットがある

ゆうちょ銀行の利用者にとっては、
今回の限度額引き上げによって、
退職金の預入など利便性が向上した
といえるでしょう。

そして、ゆうちょ銀行にとってのメリットとしては、
今回の限度額引き上げが
経費の削減に繋がることになるようです。

何故、経費削減されるの?と思うかしれませんが、
その理由は事務負担が軽減されるためです。

というのも、ゆうちょ銀行では限度額(今までは1,300万円)を
超えた入金は自動的に振替口座に移ることになっており、
この際、ゆうちょ銀行側にはその対象者に対して、
はがきで通知するなどの作業が発生することになるのです。

また、すぐに対象者とやり取りが
出来たのであれば問題ありませんが、
超過状態が続いてしまうと、
電話で引き出しを要請したり、
郵便局員が直接訪問したりすることもあるのです。
これらの人件費や事務費の負担は、
月に20~30億円かかっているという試算もあります。
この事務負担が軽減されるのは、
ゆうちょ銀行側にとっても、
大きいメリットというわけです。

さて、今回は以上です。
次回も今回と同じく、
「ゆうちょ銀行の預入限度額の増額」
というテーマでお話をしていきます。

次回も宜しくお願いします。