お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「上司との評価面談」
についてのお話です。

評価面談で振り返る経理部署の課題

■評価面談で振り返る経理部署の課題

3月も終わり、4月になりましたね。

人事考課のルールがある会社では、
四半期や半期、そして1年毎に評価期間があり、
評価面談等も実施すると思いますが、
みなさん、上司との評価面談は終わりましたでしょうか?

私は先日上司と面談終わりました。
忙しさに日々があっという間に流れていき、
日常の中では振り返ることをしない私には
結構いい機会です。

私の会社の経理部署では、10月から3月の半期は
本決算による激務に追われる日々が半分以上を占めます。

また、ここでもよく話しますが、
最近労働環境改善の動きもあり、
評価の中でも勤怠に注目が集まっているため
この点も振り返りに書かねばならないわけです。。。

改めて振り返った結果、人を育てることが
いかに大事かを改めて感じました。

でも、私たち経理の上司は、他部署からも心配されるほど
マネジメントや教育を放棄している人なんです。
私から見ると、部下と向き合うことができなくて、
どうすればよいのか分からない、
というのが正解なんだと思ってます。

●上司がやらないならどうするか

先日お話しした通り、私たちの経理部署では
即戦力を求めています。
経験と知識が乏しく、自走はできない人が
大半を占めている状況なんです。

でも、即戦力なんてそうそういない。

採用活動をしていて思いますが、
様々な部署とコミュニケーションがとれて、
同じチーム内の30代前後の経理メンバーと
仲良く仕事ができて、
経理以外の内部統制業務改善業務も浅く対応可能で、
現場のスピードについていくことも可能、
このような即戦力と言える人なんてなかなかいない。

面接するたび、結婚相手に求める条件が多すぎて、
結婚できていない人の気持ちになります(笑)。

だからこそ、今いる貴重な人材を
育てていかなければならない。

でも、仕事を期日までに
終わらせることができなくても放置、
そして、そのことについて報連相がない。
など、そもそも社会人としての能力が
欠如している人もいます。

これは、年齢が上の人だと正直注意がしづらいです。
私の経験的にはある程度の年齢になって、
このレベルの注意をしなきゃいけない人は、
なかなか改善できない(偏見だったらごめんなさい)。

ただ、そうではない場合で
戦力になりきれていない人の場合は、
目の前にある課題を問題化できない
というケースが多いです。

これは経理特有かもしれませんが、
簿記って問題を目の前に出されるんですよ。

「100万円の車を1台購入しました。
均等法で償却して下さい。」とか。

でも、実際の会社って
様々な場所から自分で問題を作るんですよね。
現場はふわっと「こんなことしたいんだけど、どうかな?」
と質問がくるので、必要な情報を集め、
自分で考えて問題を作り、
仕訳にしていかなければならない。
これって結構経験が必要なんです。

販管費は、内容が書かれた請求書を
受領して起票するだけなので、
問題が請求書に書かれているようなものなのです。
だけど、それ以外は自分で作らなければならない。

また、昨今のデータを取り扱うことも多いので、
そのデータをどうやって集計すれば
必要な情報を得ることができるのか、
正しいデータが作られる運用になっているのか、
などの確認も経理はせねばなりません。

こんなの会社の実態に慣れてないと
問題が見えてこないんです。
これは既存の従業員ができるように
育てないといけない。

今、それが全くできていない状況なので、
問題化出来る人には全社分の情報が集まり、
作業進行が停滞するボトルネックとなっちゃうし、
問題化できない人は指示を受けないと
動けないので時間があまる。
こんなことになっているんですよね。

振り返って考えてみるとこんなことが思えてきて、
上司が育てないなら自分らでやるしかないな
と思った最近です。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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