お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「組織と業務改善」
についてのお話です。

外部の人が業務改善に着手する意味

■外部の人が業務改善に着手する意味

会社っていろんなサイズがありますよね。
数人の会社から数万人の会社とか。
そして、それぞれ規模に合わせて
会社での個人の役割って変わってきますよね。

私は今まで会社というのは、
「モノ」だと思っていました。
固定された「モノ」ということです。

だけど、最近は会社って、
「モノ」はモノでも、
「生き物」なんだと思うんです。

社員の人数や売上など色んなものによって
成長する生き物なのだと。
その成長によって
従業員も変わらなければならない。
その成長に組織がついていけなければ、
歪んでいってしまう。

●「生き物」だとまさに感じた現場

今まさに業務改善に入っている会社も同じです。
初めは3人で始めた会社で
今は50人以上の規模になっています。

売上も数百万だったのが
数十億になって、
更にどんどん大きくなっています。

私が担当になったのは、
ちょうど大きく売上を伸ばした時期。
みるみるうちに会社が成長していきました。

だからだと思います。
会社が「モノ」ではなく、
「生き物」だと見えてきたのは。

ただ、側で見ていて思うのは
会社の成長にまだ人間がついて行けてない。
会社の大半が正社員ではなく派遣社員。
それは会社がいつどうなるか分からないので、
直接雇用を経営陣が避けたから。

一定の業務に落とし込めている仕事は
派遣社員の人に渡していますが、
それ以外のたくさんある作業は
誰がやるとかどの部署がやるとか決まってなくて、
気がついた人がやる、みたいになっている現状。

ただ、数名の規模ならこれで良いのですが、
50人超の組織にもなると
気がついた人がやる
という方法だと自然に偏りが出ます。
仕事をやる人とやらない人に偏りが出るんです。

そして、仕事をやる人ほど
不満もたまるし、感情が絡まり始める。
それが嫌になって辞めていく人も出てくる。
もったいないですよね。

そうすると売上は勿論、会社も停滞してしまう。
やっぱり会社は従業員で出来ているんだと思います。
会社の成長を作るのも従業員、
成長を止めるのも従業員。
最近本当に感じます。
会社は生き物なんだなと。

●こういうときは内部だけでの改善は難しい

当然問題点や問題意識は社内にもあるのですが、
会社の中にいるとその流れにのまれるし、
日々の仕事だけで必死だし、
どうしたらいいのか分からない。

従業員の感情的な訴えを
1人づつ聞いてもきりがないし、
みんなの意見を叶えるなんてできない。

だから、私達のような外部の人や
別の組織から来た人が入って
整えていくんだと思います。

ここまでなる前に整えれていればいいんだけど、
こうなってしまうと、内部の人たちだけでは
どうしようもできない。

組織の中にいたら分からないことも、
一歩外で見ていれば見えることもある。
だから、対応できることもある。
組織って難しいものなんだと
最近つくづく思うんです。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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