お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「働き方改革」
についてのお話です。

働き方改革の葛藤~減らない仕事と短くなる勤務時間~

■働き方改革の葛藤~減らない仕事と短くなる勤務時間~

働き方改革、皆さんの会社は進んでいますか??
私の会社はまだまだ名ばかり改革になっています。
大手でも中小でもいきなりは難しいもの。

人を入れるのか、
業務をなくすのか、
色々と方法はあるけれど、
考えるのも実行するのも
人間がやることなので難しい。

先日、社内のメンバーと食事する機会があり、
そこで話していたことですが、
初めて食事する人の中に、
最近入社した労務の部署の人がいました。

その人の感想としては、
入社した時の経理の勤務時間を見て、
システムがエラーを起こしていると思ったと。

理由は、基本労働時間の倍働いているから
らしいです。。。
確かに、その頃300時間以上
働いていましたから。
決算期だけですけどね(笑)

だけど、今も大きく変わってない。
むしろ、下手に働き方改革が流行っているので、
勤怠システムでは退社したことにして
働いている人もいる。

こんな現状ですから、
そりゃ最近入社したばかりの社員からしたら、

「こんなに働いているわけない。
システムエラーだ!」

って思いますよね。。。

●乖離する現場と上層部

役員等の上層部・幹部の人達は、
現場でこんな事が起きているなんて
恐らく知らないのだと思います。

本当に従業員に早く帰ってほしいと思っている。
そして、その為の制度作りをしたと思っていて、
数字上は上手く進み始めていると考えている。

だけど、私たち経理は直属の上司が
「ザ・中間管理職」なんですかね。
この実態に対して、
見て見ぬ振りを通すんです。

トップからは
「働き方改革を進めましょう」
と言われますよね。

だけど、もともと全員が
300時間かかる業務を抱えている上に、
会計システムの変更や新子会社設立、
他社のM&A、新規事業立ち上げがあって、
大半の従業員が常に何かの検討をしている状況。
そんな状況だと入ってくる仕事を止めるか、
入社早々この対応ができる人が入社しないと厳しい。

上司はトップにそれを交渉することも出来ず、
ただ私たちに早く帰れとしか言わない。
いや、言えないんでしょうね。

でも、当たり前ですが終わらないでしょ?
仕事減ってないし、
その整理も進んでいないんだから(笑)

「早く帰ると終わりません。」
と言うと、
「どうしたらいいの??」
と尋ねられます。

なので、
「即戦力の入社・配属か、勤務時間延長の許可を!」
とお願いするも、
「それは無理だから」と。

で、「やれ」とだけ言い残し、
自分だけ毎日先に帰っていく。

急激な働き方改革を行った結果だと思います。
何か改革するときは痛みを伴うもの。
なので、改革中は大変な事が起きるのは
私たちも承知のうえ。
だけど、あれもダメこれもダメ
と言われると名ばかりの働き方改革になってしまう。

私はムカつくので、
働いたら働いた分勤務時間にしますし、
その理由を明確にシステムに記載しています。

あと毎日の工数表を作り、
工数が増えた時はその理由を書いてます。

ちょっとずつ上に話をする材料を集めているので、
楽しいですが真面目に一生懸命
やっている仲間を見ると胸が痛むんですよね。

他の会社ではどんな風に進めているのか
ホントに気になります。

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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