お世話になっております!
経理部在籍、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「ゆとり世代」
についてのお話です。

経理にいる「ゆとり世代」

■経理にいる「ゆとり世代」

以前、「ゆとり」って言葉が
はやりましたよね。
最近は聞かなくなりましたが。。。

「ゆとり」って一括りにしないで!
とかありましたよね(笑)

経理部署というのは、
新卒が入ってくることが無いので、
私としては、あまり「ゆとり世代」を
実感したことがありませんでした。

ただ、そんな「ゆとり世代」も
最近では30歳手前になり、
中途入社での「ゆとり世代」が
増えてきているんですよ。

一緒に働き出してみて、
ちょっと、「ゆとり」の意味が
分かってきた最近です。

●経理に配属された「ゆとり世代」の人

少し前に経理に配属されたAさんは
現在20代後半で、ザ「ゆとり世代」です。

ただ、「ゆとり世代」といっても
ゆとりだから手厚いフォローを!
と言うわけではなく、
他の世代、他の方と同じ仕事を
してもらうのは変わりません。

私の直接の部下ではなく、
同僚の下で働いているAさんですが、
隣から聞こえてくる内容で、

これが「ゆとり」か?

これが「ゆとり」なのか?

と思いながら横で見ています。

具体的に話をすると、
私の会社の経理部だと新規配属の人は、
とりあえず振込作業から
仕事を始めてもらいます。

理由は簡単で、
請求書にある通りの振込先を記入し、
金額を記入するだけだから。
重要な仕事ですが、業務内容は単純だからです。

ただ、その振込作業を任されたAさんですが、
見事に毎月振込を間違っているんです。

振込金額を間違えたり、
桁を間違えたり、
二重で振込してしまったり、
違う所に振込したり、
恐らく、想定できるであろう、
ありとあらゆる間違いを続けています。

●さらに驚くべきことに!

そんなある日、Aさんが電話で
「二重に振り込んでしまった日付を
調べて教えて下さい」
と言っているのが聞こえたんです。

相手に調べさせるって事は、
電話相手の取引先が
振込を間違えたんだろうな~
と思って聞いていました。

ですが!!
同僚が裏で調査したところ、
二重支払いをしたのはAさんで、
その上、迷惑かけた相手先に対して
自分の失敗(日付)を調べさせている!
という事が発覚。。。
※同僚の嗅覚も鋭くなっています・・・

しかも、そのミスに対して
社内で上司や先輩への報告がない!!
「報告しろ!」って、
散々上司に言われているんですがね。。。

Aさんは基本的に配慮がないというか、
気を使わないというか。
自分以外にどんな影響を与え、
それがどれだけの事なのか考えない、
という印象を受けます。

●一括りにされがちな世代

こういうのって「ゆとり(教育)」が理由だ
とは言ってはいけないと思いますし、
実際、Aさんと同年代の人でも、
ちゃんと報・連・相する人もいますし、
30代・40代の人でも、Aさんと同じような
同じような人もいるんですが・・・

ただ、分かってはいますけど、
その世代だと、「ゆとり」って
言われちゃうんですよね。きっと。
Aさんと同じ年齢の方でも、
既に社内で信頼を得ているような
本当に優秀な人もいるんですけどね。

●根本の問題として

ただ、これは「ゆとり世代」の問題というより、
個人の能力や適性の問題です。

本来であればAさんは、
恐らく中途の面接で不採用になるか、
経理以外の部署で業務をして頂くのが
好ましいと思います。

ですが、恐らく適正的に難しいな・・・
という面接の判断でも、
経理志望という理由によって、
経理配属が決まってしまうくらい、
経理が人手不足!!
という状況が私の会社の問題かなと。

働き方改革とか、
残業時間の短縮とかを
試みている結果、
こうなってしまっているんだな、
と個人的には思っています。

正直、私の会社のような状況の
経理部というは、特に上場企業であれば、
多々存在していると思いますので、
転職や経理のステップアップを考えるなら、
今がチャンスかもしれません。

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とりあえず、今までは世間で言われるような
「ゆとり」ってあまり実感がありませんでしたが、
最近やっとそれを感じた私です(笑)。

さて、今週は以上です。

また次週宜しくお願いします!