諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「判断基準」
についてのお話です。

■経理が話す「変化する当たり前と判断基準」

世の中には多くのビジネスマンがいて、
さらに多数の会社がある中で
その会社を選択して働いています。

私は社会人になって10年程ですが、
勤めた業界しか知りません。
日々働いていると、
自分が本当に狭い世界しか知らないなと
思い知らされます。

今の会社はホールディングスの形をとっており、
様々な会社を経理は担当することができます。
というか、担当させられます(笑)。

主に担当している会社は、今のホールディングスに珍しく
卸・小売という現物を扱う会社です。

また、そこは利益が出るなら何でもやる会社です。
その為、いろんな売り方もします。
ですので、「今回こんなことしたいのですが」
という相談がたくさんあります。
その都度、会計基準とにらめっこしています。

例えば、今度、新商品をプロデュースし
大量に販売するプロジェクトがあります。
商品内容的にもあまり扱ってこなかった分野で、新しい試みです。
全国様々な店舗に届けて販路を確保する予定です。

ただ、そうするには卸先が返品可能の契約になるのです。
私達は全国様々な店舗に届けて商品を知って欲しい。
でも、そんな大量の新商品を購入するのは
卸先としても大きな博打ですからやりたくない。
だって有名でもない商品で、
売れるかどうか分からない商品を
大量に購入なんて出来ないから。

そうなると、会計的には「無くなる可能性がある売上」を
売上として計上すべきではないのです。
では、「無くならない可能性が無くなる」のはいつか?
それは最後の消費者が購入した時点。

ただ、果たして「私の会社が販売する先からも
何社か挟んで消費者の元に届けられるのに、
どうやってそれを把握するのか!
できない!!それがこの業界の当たり前」という営業。

「いや、そうでもしないと会計処理をどうすべきか見えない。
かつ、営業もいくら返ってくるか分からないもの売ることに
心配はないのか?」という私達経理。
こうやって会計をどうするか考えていると、
基準としての当たり前と実際の狭間にいるのです。

このような話をしょっちゅうしますが、
その度に「当たり前ってなんだろう。。」と思います。
会計の本を見ると当たり前のことが、実際の会社では違う。

今はリスクを考えずにやってやろう!
というステージだと当たり前が違う。

本当に私達は色んな当たり前の狭間で
仕事をしているのだと思い知らされます。

では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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