こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。
さて、今日から3月になりました。
もう2か月経過したんだ~、
ということを考えるよりも、
仕事柄だと思いますが、
確定申告も残り半分・・・
という気持ちが先行しています。
確定申告が必要な方は、
既に申告は完了しましたか?
もしくは、順調に進んでいますか?
毎年ご自身で申告をされている方の中には、
「正直、もう自分でやりたくない・・・」
という人もいらっしゃるかと思います。
ということで、今回からは、
「あまり知られていない税理士との契約の真実」
というテーマで、税理士とまだ契約したことが無い、
税理士の業界が良くわからないという方にとっても、
税理士と契約する際に有効になるような情報をお話していきます。
税理士と契約をしたことがある人、
もしくは税理士業界で活動したことがあれば、
ある程度理解していることなのですが、
税理士と未契約の人にとっては
意外に知られていないことって
思ったよりあるようです。
そういった点に切り込んでいきます!
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■あまり知られていない税理士との契約の真実-①確定申告依頼のタイミング
上記にもありますが、確定申告も残り半分です。
実際、夏休みの宿題のように、
序盤に終わらせてしまう人よりも、
ギリギリまで片づけないという人が
確定申告においても多いと思います。
こういった事になってしまう理由は、
「確定申告が正直面倒だから」
というのが本音だと思います。
実際、フリーランスで活動されている方にとっては、
貴重な時間を仕事以外の内容に割く訳ですし、
日々コツコツやっていれば簡単だよ、
というのはわかっているけど、
そんなのやってないよ!!
というのが大半なのが経理とか会計の部分です。
だからこそ、毎年毎年税理士に依頼する、
という人が後を絶たないのだと思いますが、
意外と皆さんご存知でないのが、
「確定申告を依頼するタイミング」についてです。
●タイミングは関係あるのか?
確定申告の時期は毎年変わりません。
土日等の影響で日付のズレはありますが、
昨年分の内容を翌年の2月16日~3月15日に
申告するということは毎年変わりません。
その為、確定申告時期直前になってから
確定申告の事を考え始め、
自分では無理だという考えに至って、
税理士さんを探し始める。
こういう人が多いのは事実だと思います。
ただ、実際の事を話すと、
税理士さんに依頼するタイミングとしては、
確定申告期直前というのは、
最もメリットが無いタイミングです。
●直前の依頼にメリットが無い理由
何故、確定申告の直前に依頼することが、
最もメリットが無いとまで言い切れるのでしょうか?
正確に言うと、メリットが無いというより、
他の時期に依頼した方が、得られるものが大きいということです。
【理由①:選択肢が少ない】
まず、第一の理由としては、
選択肢が少ない、狭まってしまうということです。
中には関与先が法人メインである税理士事務所(※)
もありますので、確定申告時期だから
どの税理士事務所も忙しいという訳ではありませんが、
基本的に確定申告期直前~終了までは、
どの税理士事務所も多忙です。
※ただし、法人メインの税理士事務所は、
確定申告依頼を受けない場合が多いです。。。
期限が決まっているので、税理士事務所毎に
業務を受けられる最大数にも限界があり、
既存のお客様で手一杯の所には直前では依頼できません。
更に、税理士側が多忙な時期なので、
税理士に依頼したいと思っても、
税理士と会うまでの日程調整に苦労します。
その結果、日数が経過してしまい、
業務量と申告期限まで日数を考慮すると、
複数の税理士を検討するということは、
まず難しい状態になります。
【理由②:節税出来ない】
自分では青色申告(65万円控除適用)が
出来ない、難しい、自信が無い、
という理由なのであれば、
税理士に依頼することで
青色申告適用による節税やメリットを
受けることが出来ますが、
それ以外の節税は何も出来ません。
税理士に初めて依頼する人は、
税理士に依頼することで、節税的な助言や、
経費算入(どこまで経費にいれてOKか)について
当然のことながら期待をしています。
ただし、それを本当に享受したいのであれば、
申告期直前では遅いのです。
確定申告期直前ということは、
年が明けた1月・2月の話だと思います。
そうなると、昨年の事は既に確定しているため、
本来であればこういった事が出来た、
このくらいまで節税が出来た、
ということに税理士が助言できたとしても、
既に申告対象の年度は過去のことなので、
もう実行できないことも多いのです。
もう1、2か月早い相談であれば、
せめて12月の初旬なら
出来る事があったのに・・・
と悔やんでも、まさに後の祭りなわけです。
【理由③:報酬は大きく変わらない】
あくまで個人事業主さんの申告中心の契約、
という前提でお話をしますと、
確定申告期直前に依頼をしても、
他の時期に前もって依頼をしても、
税理士への報酬額はあまり変わりません。
「確定申告期直前に依頼した方が、
税理士と契約している時間は短いぞ!」
というお考えもあるかもしれませんが、
はっきり言って関係ありません。
あくまで申告中心の契約、
ということで税理士に依頼をした場合、
期限直前で依頼されようが、
前もって依頼されようが、
税理士が申告を行う対象年度は
「同じ1期(1年分)」です。
作業量としては同じなわけです。
むしろ、直前に依頼される方が、
作業時間が少ない中で税理士側が
期限に間に合わせる為に
稼働しなければならない分、
報酬が上がる可能性すらあります。
●じゃあ、いつが良いのか?
上記の通り、直前で依頼することの
メリットはあまり多くないということが
お分かり頂けたかと思います。
では、税理士に依頼するならいつがいいのか?
「今でしょ!」
というのは大分古いネタですが、
正直早い段階なら早いに越したことはありません。
今回の確定申告が終わって、
次回は税理士に依頼しようと考えるなら、
4月中でもいいですし、
ある程度の売上の目処が立ってからにしよう
という事であれば、夏・秋ごろでも問題ありません。
要は、今年の確定申告を依頼する場合、
年を越えてしまってからより
年内中に依頼した方がメリットが多いのです。
ギリギリになって依頼することで、
税理士の選択肢も少なく、
節税の効果も得られず、
報酬も別に安くならない、
ということよりは、
自分に合う税理士を探し、
節税や経費の助言を貰い、
同額の報酬で依頼できる、
この方が大きいメリットだと思いませんか?
これは税理士選びだけでなく、
諸々の他の事にも共通するのかもしれませんが、
前もって動いていた方が、
大抵良い結果になるという事だと思います。
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さて、今回の報告は以上です。
次回も「あまり知られていない税理士との契約の真実」
という同テーマでお話していきます。
上記内容を踏まえ、税理士をお探しの方、
現在の税理士の変更をご検討中の方は、
是非こちらでご相談ください。
税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/
また、次回宜しくお願い致します。
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