諜報部長!お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです。

今回は「2017年の振り返り」
についてです。
しっかりチェックしておきましょう!




2017年はどうだった?日本の景気・株価を振り返る

2017年は日本の景気にとって
波乱が予想された年でしたが、
フタを開けてみれば意外と堅調な1年でした。

年初の空気感は、世界的に様々な問題が
深刻化するような見方が強かったですから、
ある意味で意外な結果になったのかもしれません。

そこで今回は、2017年の景気・株価を振り返りながら、
メディアで活躍する識者たちが語った
予見を振り返り、独断と偏見で評価してみたいと思います。

 

2017年の経済を振り返る

2017年は日本の景気にとって意外と堅調な1年でした。
特に年初に危惧されていた問題である
トランプ政権始動による混乱、イギリスのEU離脱、
中国経済の崩壊、朝鮮半島有事等のほとんどは不発
もしくは大きな影響を及ぼさなかったと言えそうです。

そうした状況の中で、昨年の日本の景気が
どうだったかを確認してみましょう。

主な経済指標は次の通り。

2016年11月 2017年11月 結果
実質GDP成長率

(年率換算)

1.2%

(10-12月期)

2.5%

(7-9月期)

1.3pt ⇧
名目GDP 537兆円 549兆円 2.2% ⇧
日経平均株価 19,114.37

(12/30)

22,764.94

(12/29)

19.1% ⇧
消費支出

(実質、前年同月比)

-1.5% 1.7% 3.2pt ⇧
勤労者世帯の実収入 432,415円 443,186円 1.8% ⇧
完全失業率 3.1% 2.7% 0.4pt ⇩
有効求人倍率 1.41倍 1.56倍 0.15pt ⇧
就業者数 6452万人 6552万人 100万人 ⇧
消費者物価指数

(生鮮食品を除く総合。前年同月比)

0.1%

(2017.1)

0.9% 0.8pt ⇧
円相場

(対ドル)

116.49円

(12/31)

113.00円

(12/31)

3.49円⇩
長期金利

(10年国債)

0.043%

(12/30)

0.047%

(12/29)

0.004pt⇧
人口 1億2695万人

(確定値)

1億2670万人

(概算値)

0.2%⇩

出所:内閣府、財務省、総務省、厚生労働省他

ザッと見て頂ければお分かり頂けると思いますが、
総じて景気は着実に改善してきています。

GDPは、実質・名目共に伸びており、
成長率も前年度と比べ上昇していますし、
株価は多少調整局面があったものの
通年にわたって堅調に伸び続け、
年末には終値2万2764円94銭、
年末の水準としては1991年以来となる
26年ぶりの高水準となりました。

また、雇用関連についても
人口・生産年齢人口が減少する中、
有効求人倍率がバブル期並みとなり、
就業者数が1年で100万人増え、
完全失業率は1984年のバブル初期水準で
人手不足の深刻化が伺えます。

一方で、労働者世帯の実収入は
徐々に改善してきているものの、
まだまだ低いという状況です。

実収入の伸びが低いことが
大きく影響しているものが消費関連で、
実収入と同様に伸びが鈍く、
結果として「景気回復が実感できないという声が大きい」
という聞き飽きたフレーズが繰り返されることになりました。

とは言え、全般的な指標としては
優れた結果が出ていますから、
アベノミクスの成果として
十分評価できるのではないでしょうか。

では、このような結果を予想していた識者たちはいたのでしょうか?

●2017年の景気を予想していた識者は?

17年の年初に日本の景気を識者たちが
どのように予見しているかをまとめました。

その時の記事はコチラ。

※2017年日本の景気・株価はどうなる?
https://www.y-chohobu.com/archives/1686

皆さんとも文章表現且つ網羅的に
捉えているわけではなく
客観的に評価するのは難しいので、
独断と偏見で評価したいと思います。

年初の記事と比較しながらご覧ください。

独断評価 独断評点(100点満点)
経済評論家

上念司

2017年は不測の事態が起きると噂されていたこともあって、かなり予防線を張った予想だったが、2/3の確率で株価の上昇を予見していた。が、その前提としていた金融・財政政策は順当ではなく緊縮傾向が強かったことを踏まえると高い評価はできない。 33
嘉悦大学教授

高橋洋一

代表的なリフレ派である同氏は当初予算の低さから悲観的な見方をし、補正予算10兆円が必要としていた。が、実際の補正予算は3兆円に満たなかったが、一定の成果が出てしまったことを考慮すると高い評価はできない。 30
経世論研究所所長

三橋貴明

先日DV事件を起こし世間を騒がせた同氏。大規模な財政出動がない限り低迷すると予見していた。まずは自身の行動と家庭の未来を予見するべきだった。。 20
経済ジャーナリスト

須田信一郎

景況、GDP成長率、個人消費、物価等を網羅的に予見し、概ね的中していると言って良さそう。反社会的勢力事情にも詳しい同氏は、何か特殊なネタ元でもあるのだろうか。それはさておき十分評価できる。 95
エコノミスト

森永卓郎

デフレ脱却できないと予見した同氏。その点は間違っていなかったが、90円台の円高・GDPマイナス成長とした予想は真逆の結果となった。 10
同志社大学院教授

浜矩子

元々かなり独特の意見なので、特にコメントすることはない。。

個々の独断的な評価はさておき、
全般的に見事的中させたのは
経済ジャーナリストの須田信一郎氏でした。
特に景況から個人消費・物価変動までを
網羅的に予見したのはお見事です。

一方で、リフレ派の経済学者や評論家の方々は、
財政出動の規模に重きを置く傾向にあったため、
当初予算の少なさから悲観的な見方をした結果、
予想を外したという形になった気がします。

いずれにしても、見事的中させた
須田信一郎氏には賛辞をお送りすると共に
今後の発言にも注目していきたいと思います。

●株価を予想していたアナリストは?

続いて株価予想をしていたアナリストはどうだったでしょうか。

こちらも独断と偏見で評価してみたいと思います。
昨年の記事と比較しながらご覧ください。

独断評価 独断評点(100点満点)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券

藤戸則弘

大よそ織り込まれていた経済イベントに対して方向性の評価はおおよそ外してはいないが、比較的悲観的な見方が強かったため、全体的に低めの予想だった。

年末時の予想:-1000円

70
大和証券

石黒英之

円安が進むと予想していたが、結果は年間通してみると若干の円高となっており外している。が、肝心の株価はおおよそ当たっていると言えそう。

年末時の予想:-300円

80
ニッセイ基礎研究所

井出真吾

トランプ、EU離脱等を理由としてEPSが伸びずに低調な予想をしていたが外れ。

年末時の予想:-3000~-6000円

40
ケイ・アセット

平野憲一

年末に2万5000円と予想。株価・局面見立てともにオーバーシュートした感がある。

年末時の予想:+2000円

50
マーケットバンク

岡山憲史

日経平均最高値を超える4万円台と強気すぎた予想。

年末時の予想:+1万2300円

10

世界的に不測の事態が起きる
という憶測がかなり強かった2017年初頭。
しかし、フタを開けてみると、
そうした事態は発生しなかったり、
影響が限定的だったりしたこともあり、
株価への影響は然程大きくありませんでした。

そうしたことから2017年は
企業が着実に業績を上げ、
熱すぎず冷たすぎない”適温相場”
と呼ばれる年になったのではないでしょうか。

各アナリストの中にそうした予見を
された方はいませんでしたが、
年末時の予想株価が近かった
大和証券の石黒英之氏に軍配をあげたいと思います。

こうしてアナリストの予想を
振り返って見るとわかりますが、
景気予想と違って株価の予測は
最終的に人心の予測ですから、
そう当たるものではないということでしょうね。

以上、いかがでしたでしょうか。
波乱が予想された2017年でしたが、
そうした中でもしっかり予見を的中させた
識者の方には拍手を送りたいと思います。

一方で、2017年当初に予想された波乱は
そのまま2018年にも引き継がれた格好に
なってしまっています。

朝鮮半島有事、トランプ政権危機、
中国経済リスク、ギリシャ危機再燃など、
問題が解決されたわけではなく、
“たまたま”顕在化しなかっただけで
これから起こることなのかもしれません。

ということで、気になる2018年の経済予想は
次回まとめたいと思います。

それでは、また次回宜しくお願い致します!