諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回も前回に引き続き、
経理目線での税務調査」についてのお話です。

経理目線での税務調査②

税務調査のお話の続きです。

前回では、企業側(経理側)として
「書類保管の重要性」 のお話をさせて頂きました。

今回は、「心証アップ」のお話です!

●心証アップとは?

経理側で準備することの基準が「心証アップ」です。
まあ、簡単に言うと、「イメージアップ」です。

税務調査を行うのも、税務署の調査官と言えど人間です。
だからこそ、大きいのが「心証」なんです。
なので、「この会社ちゃんとしてるね」っていう印象をつけるんです。
やはり、帳簿がズサンだと
「・・・この会社ヤバイな。絶対掘り起こせば大きな是正が引き出せる!」
って思われるので、すーーーーっごく細かく調査されるみたいです。

●心証アップのために経理がしていること

この良い心証を得るために私達がしている事。
細かいですけど、頑張ってます(笑)

【適応欄に詳細を記入する】

税務調査が入って、まず見るところが総勘定元帳なんです。
その総勘定元帳で、どんな内容なのか分かるようにしておくと、
調査しやすく「これなんですか?」と聞かれて見られる事も少ない。

しかも、「ちゃんと1つずつどんな内容なのか記載されてるって事は、
色々細かくちゃんとやられてるんだろうな」という印象を
調査官を得られる(為にやってます)。

【伝票の日付】

同様な心証として、伝票日付です。
発生した日付で伝票を起票する。
これって大変?って思うんですが、
たくさん口座があって日々たくさんの入出金がある会社だと、
預金の仕訳ってとても大変なんですよ。

私達も一時入金、出金をまとめて末日で起票していました。
その方が作業する側は楽なんです。
でも、こういうところもこまめに正確に起票する。これが大事。

●でも、本当に重要なのは・・・

ただ、これはあくまでも心証をよくする程度です。
ですので経理は心証以前に税務調査が入っても問題のない帳簿を作る
これが一番大事です。

正確な帳簿を作る事が第一ですが、それだけでなく、
税務調査が入った時に調査員が調査しやすいような帳簿にする。
これを意識しながら、私達経理は帳簿を作ってるんですね。

ちょっと変わった視点だと思いますが、
少しでもご参考になったようであれば、幸いです。
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