こんにちは!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。
さて、今回のテーマは
「副業」です。

10月から消費税も10%に上がり、
事業者・消費者共に負担が増える状況ですが、
これを逆手にとれば・・・ということで、
副業や小規模な事業を始めようとしている人には
もしかしたら、メリットが出やすい時期かも
しれませんので、何かスタートしようという方に
少しでも有益な情報になれば幸いです!

副業を始めるなら今!?-①消費税増税で得をする人

■副業を始めるなら今!?-①消費税増税で得をする人

ご存知の通り、消費税の10%への増税、
そして軽減税率制度が10月から導入されます。

キャッシュレス決済利用での還元等、
諸々の対策が講じられているので
急激に支出が大きくなることはないように
考えられているとは言いますが、
電車賃、切手代、ファーストフード、タバコ等、
日々の生活に直結したものの値段が上昇するため、
10月以降皆さんも徐々に実感することになると思います。

消費税は、消費者(利用者)にとっては負担増ですし、
事業者にとってはその負担増に感じる消費者心理が
販売・営業の成績に影響を及ぼします。

このような影響により、景気悪化の要因とも
なり得る消費税の増税ですから、
大半の消費者・事業者はあまり良い影響が出ないのですが、
消費税が増税することによって明らかに得をする人もいます。

●消費税増税で利益が増える可能性がある人

増税タイミングで得する人・儲かる人は、
「レジスター・POSレジのメーカー」でしょ?
と思われるかもしれません。

さらに、今回の増税タイミングに関しては、
キャッシュレス決済関係の還元制度が豊富なので、
「クレジットカード会社や決済サービス等を行う会社」でしょ?
というご理解になるかもしれません。

もちろん、上記のような企業にとっては、
今回の増税タイミングが「特需」に近い状態に
なっていると思いますが、そういったことでは無く、
純粋に増税分が得になる・利益になる人達がいます。

答えを言うと、消費税の免税事業者です。
過去の投稿(※)でも触れていますが、
免税事業者は創業直後の事業者や小規模事業者が対象で、
簡単に言うと、消費税を自身の請求に乗せて受け取っても、
消費税納税の義務がありません。

※免税事業者の説明はこちら
 個人事業主の税金-②消費税

軽減税率対象となる食品や持ち帰りの弁当等を
中心に取り扱う事業者なら別ですが、
それ以外の役務サービス等を提供する人達は、
大幅な取引数の減少が無い限り、
消費税増税によって、利益が増えるはずです。

たかが、2%と思うかもしれませんが、
年間で考えると結構な額になります。
100万円なら2万円、500万円なら10万円、
1,000万円なら20万円です。
勿論、支払に関連する消費税も10%になっているので
支払金額自体も増加するでしょうが、
消費税を納税しない免税事業者にとっては、
値上げしたのと同様の効果になります。

●個人で始める副業は「免税事業者」

上記で説明した通り、創業直後の事業者や
小規模事業者である免税事業者は、
2019年9月30日以前よりも、
2019年10月1日以降の方が、
同様の商品・サービスにおける対価を
消費税増税分だけ多く受領しやすい状況になります。

そして、この創業直後の事業者や小規模事業者というのは、
当然ですが、個人で行う副業等も当てはまります。

あまりにも少額だったり、継続性が無い収入だったりする場合は
雑所得対象の方が適切ということになると思いますが、
開業届を税務署にきちんと出して行うような場合や、
継続的・定期的な売上が見込めるような事業であれば、
規模は小さくても事業主です。

さらに、インターネットの普及、
パソコンやスマートフォンの普及、
物販(EC)サイトやシェアリングビジネスの普及、
こういった環境によって、一般個人でも
事業を始めるハードルが非常に下がっていて
始めやすくなっている現状もあります。

※副業の内容は下記記事をご参照ください。
 税理士紹介ネットワーク:お知らせ
 【メディア掲載】近代中小企業に記事が掲載されました

つまり、10月からは消費税増税で財布のひもが固くなる!
という消費者心理の悪化という要因はありますが、
10月以降の免税事業者は今までと同じの商品でも
受領金額増、つまり売上・利益増になる状況なので、
副業等の小さな事業を自分でやろう・始めようと思っていた人には、
受注さえ取れれば収入を得やすい時期とも言えます。

副業を始めるなら今!?-①消費税増税で得をする人

ですが、これも今後ずっと続くわけではありません。
何故、始めるなら「今」と言えるかというと、
こういった恩恵を受けられるのが、
実質的には有限と言っていい状況だからです。

このあたりの実情に関しては、次回触れたいと思います。
さて、今回は以上です。

副業を自分で開始するというと、
大変に感じるかもしれませんが、
以前と比べるとグッと身近になっています。

自営業を始めたという認識が無く、
いつの間にか売上が増えていた・・・
という人もいらっしゃる位です。

ただ、ご自身で売上・利益を上げるようになると、
確定申告が必要になります。
軽微な売上、軽微な利益の場合は、
確定申告水準まで届かない・自分でも応対可能、
という人が多いと思いますが、

  • ご自身で確定申告を行うのが難しい場合
  • 青色申告適用を希望

こういった状況になったら税理士を検討しましょう。

理想は、知人等から紹介を受けられるのが
最も良いと思いますが、
もし、そういった方に心当たりが無ければ、
無料で紹介可能な下記サービスへ是非ご相談ください。

税理士紹介ネットワーク~タックスコンシェルジュ~
https://www.tax-concierge.net/

さて、今回の報告は以上です。
また、次回宜しくお願い致します。