お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「経理に必要な知識をつけるには?」
についてのお話です。

経理に必要な知識をつけるには?

■経理に必要な知識をつけるには?

前回、担当している子会社社長のご厚意で、
子会社役員の方からお食事にお招き頂いたお話をしました。

引き続き、そこでの役員の方たちと
お話した内容なのですが、
その社長から「経理で不足しているものは何か?」
と問われた際に「知識不足」と私が答えました。

その結果、前回話をしたような、
「経理は失敗させられない」というような
若干の誤解を生む話になってしまったのですが・・・

ただ、その教育・失敗の問題は置いといても、
実際、知識が不足している人は多すぎます。
もちろん、私も含めです。
ただ、そのレベルが様々。

外部の人からは、今いろんな会社で経理が不足してるし、
その経理担当者においても知識が不足している、
という話を聞きました。

経理は専門職です。専門な分、知識がありきなんですよ。
作業したり、試算表を作ったりするだけではなく、
「こんなことしたいんだけど」という要望に対して、
各所にリスクを洗い出して対応もしなければならない。
こういったとき応対出来るのも、知識があるからのことです。

●知識が少ない人が多い職場だと・・・

それなのに経理メンバーの知識が不足していると、
その人では対応が出来ないので、
知識がある人に相談が集中します。
うちは子会社があるので、その数は20社弱になります。

そうなると、その相談応対をこなした上で、
担当する会社の月次も締めなきゃいけない人と、
ただただ締め作業だけしていれば良い人に分かれます。

そうすると締めだけしていればよい人は、
同じ業務が継続していき、
言われた事しかしないので成長はしないし、
知識も増えていきません。

私たちの会社はベンチャーで、スピードが命なので、
できる、出来ない、こうすればできる、
どんなリスクがそれぞれある等の話をすぐに出さないと、
もう質問されなくなります。
ま、でも、これはどの会社も同じですかね(笑)。

そして、管理側の人が育つのを
事業側は待ってくれません。
それを待って事業が出遅れたら元も子もないですから、
そりゃそうですよね。

●成長するには「自己意識」

管理側の人員といえども本人の意識が大事で、
「何故自分に質問がこないのか?」と思い、
自分に足りないものを自覚して補足する。

何が足りないのか漠然とし過ぎて分からない場合は、
「周りはどんな事が起きていて、
それにどうやって対応しているのか」
とアンテナを張り耳で経験をためていく。
いざ自分に相談が来た時に対応できるよう準備しておく、
といったこと事も大事だと思うんです。
そして、これは意識の問題、準備の問題なので、
完全に個人でできる事。

どんな仕事も「自分のこと」として動けるか
って結構大事だと思っています。

もちろん、会社が育ててくれる事が
一番楽だけど。。。
本当は会社がやらなくてはいけないけど。。。

でも、それが出来ない会社なら
諦めて自分でできる事を探した方が早いです。
ただ、最近はこの「自分のこと」として捉える
自己意識がない人が私の会社には多いです。
全て他人事的な・・・。

みなさんの会社はどうですか??

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!