お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。
引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「経理の採用活動」
についてのお話です。

なかなか難しい経理の経験者採用

■なかなか難しい経理の経験者採用

最近は勤務状況や業務改善について
お話ししてきましたが、
今回は、最近の採用についてお話ししますね。

みなさん経理になりたい
って思ったことはありますか??
全く無い、という方も珍しくないですよね(笑)

私は25歳くらいの時に
事務系の仕事しかしないなら、
手に職をつけようかと思って
社内異動で経理になりました。

会社の経理の先輩も
「経理は経験ないと採用されないからねー」
と言っていたので、
社内異動で経理配属されたのは
ラッキーだったと思っています。

そこは非上場会社でしたが、
3年ほど経験を積み、今の上場会社に転職しました。

何も分からないところから
どんどんと新しいことをさせてもらって
日々成長をさせてもらっています。

●上手くいかない採用は高望みが原因?

最近、会社の採用に携わるようになり、
履歴書見たり面接に同席したりしています。

かなり前から「経験者の採用は本当に厳しい」
と上司から聞いていましたが、
実際に携わると本当に厳しい。。。

まず、こちらの希望条件の応募が
なかなか来ない。

最近、この原因は
私たち側が高望みしすぎ
なのかもしれない
と思っているんです。

私たちの希望する経験者とは
「上場会社で、子会社等の1社分を
責任者として締めていた経験がある人」
なんですよ。

正直、非上場会社の経理経験だと、
即戦力採用のつもりでも、
即戦力にならないことが多かったんです。

おそらくその理由は、
会社法や金商法にのっとった
会計処理の経験が無いから
と考えています。

●高望みと思った理由を分析

でも、私たちが求める条件の人材って
あまり存在しないんですよね。

最近それってなんでだろうなー
って思う事が多く、
理由を自分ながらに考えてるんですが、
1つ目はそもそも上場会社が多くない。

2月15日時点で3,600社ほど。
数字だけ見ると充分な数に思いますが、
中小企業を含めると日本って
300万社くらい会社があるんですよね。
しかも、この3,600社は
東京証券取引所だけではなく、
日本全国の合計です。

上場企業は従業員数が多いとはいえ、
対象となる企業数自体は
全体の1%にも満たない、というわけです。

2つ目の理由は、上場企業の経理所属の人で、
担当子会社を1社以上、責任を持って
締めていた経験がある人が多くない点。

経理って会社によってカラーが全然違うのですが、
大きな規模の会社になると、
売掛金だけ担当とかで、
最終的な試算表全てを把握して
責任持ってましたって人は
なかなかいないんです。

だから、そもそも上場会社出身でも
きちんとした経理経験がある
って母数が少ないんですよね。

そのうえ、上場会社での経理経験があったとしても、
全てシステム化されていて、
何をやっているのか理解せず仕事していたとか、
ずーっと同じ事業をしている会社だから
毎月同じ作業を繰り返していればオッケー
というような勤務経験は厳しいんです。

前者は私達からすると未経験と同じレベルになるし、
後者は転職によってこの環境を変えたい!
と思っていないとそんな業務は提供できないから。

そうなってくると人が少ないから
「そんな人いるか!」ってなるわけです。

条件の多い恋人探しと同じだと思います(笑)
こんな状況は私の会社だけでしょうか。。

他の会社さんは育てる前提で採用してるのかな。。。
それとも、もっと費用のかかる求人方法を
利用しないとダメなのかな・・・

実際、私たちの会社が求める条件って
高望みなのかも?と思うかもしれませんが、
もし、ご自身のキャリアや業務実績が
それに近しいもの、それ以上のものであれば、
経理の転職では引く手数多だと思います!
※是非うちにも来てください。。。

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最近の困りごとです!

今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!