諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「棚卸」についてのお話です。

棚卸の目的・重要性

■経理が話す「棚卸の目的・重要性」

私の会社もついに決算業務に入りました。
毎日トラブルの連続です。。。
ちょっと想像以上ですね。

決算といえば、
小売やメーカーで働いている人は
「棚卸」
が思い浮かぶのではないでしょうか。

お店が終わったあとに
商品(在庫)の数を数えるやつです。

凄い大変ですよね?
新入社員のうちは上司の指示で
やらされているだけだと思いますが、
あれ、何のためにやっているか、
ご存知ですか??
いろんな目的があるんです。

●棚卸の目的

まず、理解して頂きたいことは、
在庫って商品ですよね?
会社としてこれから収益を生み出すもの。

その商品って何個あるの??
あと何個売れるの??
って知りたいですよね。

理論的には、仕入れた数から
販売した数を引けば在庫は計算できます。
でも、本当にある(存在する)のかは分からない。

仕入れたときに数え間違えたかもしれないし、
売った個数を間違えたかもしれない。
保管の際に壊してしまったかもしれないし、
お店だったら万引きもあるかもしれません。

だから、せめて決算のときは
ちゃんと数を数えるんです。
そうすることで
「本当にある」ことを確認でき、
営業としても
「契約取ったのに売るものがない!」
とならないし、
経営者としても安心できる。

経理的には決算になると
株主に対する決算書の開示もあるので
「ちゃんといくら分の在庫がありますよ」
という数値を発表します。

その数値が正しくないと
株主にも迷惑がかかります。

なので、決算の時には
ちゃんとカウントして、
あるべき金額を集計します。

ただ、会計は私の会社は
「末日」の数を開示するので、
末日にカウントしなければなりません。

●こんなに重要な棚卸なのに・・・

ただ、いくら説明しても
現場が理解頂けないことが多いんです。

  • 数を数えたんだけど、何回数えても一致しない。
  • 数えるのが無理なのでやめました。
  • 棚卸をしたあとに、しれっと出荷しました。
  • 実はここにも在庫がありました。

みたいな。。。

そんなことしたら、
今、何個在庫あるのか分からないし、
月末日の数じゃなくなっちゃうし。
もう私は怒り心頭です!!

でも、私がいくら説明しても、
「あ、そうですか・・・」
みたいな感じなんですよね。
上場会社で働いているのであれば、
正直、この重要性くらいは、
理解して頂きたいものです。

さて、愚痴っぽくなりましたが、
今週は以上です。

また次週宜しくお願いします!
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