諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「人それぞれの当たり前」
についてのお話です。

■経理が話す「人それぞれの当たり前」

パソコンがないと仕事ができない時代
になりましたよね。
世の中にはいろ~んなシステムが
あふれています。その中から
自分たちの事業の仕組みに合う
システムを選ぶのって
大変なんじゃないかなーって最近思います。

ここのところとある会社の
システム導入をしています。
どんなシステムかと言うと、
経理の私がお助けしているので
会計につながるシステムです。

物流倉庫と連動させたシステムなんです。

様々な入力画面があって
それがどんな風に集計されるのか、
税込みと税抜き、
カラムの定義・・・
などなど、
システムを導入する会社の担当者と
一緒に細々とやっています。

●経理が驚いた2つのポイント

ただ、導入したシステムをセレクトしたのは、
私でも会社の担当者でもなく、
別の人なんですよね。

なので、今導入を進めながら
当たり前に組み込まれている
と思っているものが
出来てないんですよ。

そこでとても驚いた点が2つ。

1つ目が、商品単価を2つ以上保有できない事。

仕入れる時に商品代金が変わること
ってたまにあるんですよ。
それに自社で在庫を保有する会社であれば、
商品の評価損をきらなきゃダメなんですね。

いつ評価損とするかは
会社によって違うと思うのですが、
同じ商品で同じ仕入れ価格でも
評価損の対象か対象外かで
下代が異なるわけです。

なのに、1つしか商品単価を保有できない。
システムの担当者に聞いても
「はて?」みたいな
「評価損?」みたいな
感じなんですよね。

自社で在庫を保有していれば
やってることなんですが、
「他社はどうされてます?」と聞いても
「カスタマイズで対応されたのかな?」
みたいな・・・
こんな返答です。

2つ目の驚きポイントは、送料の取り扱い。

仕入れを行なった時にかかる
送料などの費用は商品として
取り扱うんです。

これは、国税庁のサイトにも
明記されていて、税務上も会計上も
このように対応しないとダメなんです。
経理的には当たり前のこと。

これも・・・
対応してなくて。。。

システム会社の担当者に聞いても
仕入れる時の経費を商品とする認識もなく、
システムもそのような仕組みは
提供していないと言われ・・・
「カスタマイズで対応できます」と。

●経理だからこそ気づく点

でもこの2つのカスタマイズ、
初期設定のカスタマイズじゃないとダメみたいで。
初期設定は別の人が対応したので、
もう時すでに遅し。。。

正直、会計上当たり前の事は、
販売しているシステムには
最低限入っているもの
と思っていましたが、
購入する会社によっては
入っていないものもあるのだな、
とお勉強になりました。

自分にとって当たり前は、
他にとっては当たり前ではないと
改めて気づかされますね。

では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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