諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は「システム導入を進める理由」についてのお話です。

■経理が話す「システム導入を進める理由」

みなさんの会社には色々なシステム導入されてますか?
もうパソコンがないとお仕事ができない時代となりました。
色々なものがどんどんシステム化されていっているなーと
働いていても思います。

今経理の私がやっていること。
事業会社のシステム導入です。
意外じゃないですか???
正直、5年前の私には経理でこんなことをするなんて
考えもしていなかったと思います。

●システム導入を進める背景

今回の例は、弊社がM&Aで買収した企業さんです。
卸売事業の会社で、管理をExcelでしていたそうです。
もちろん、在庫管理や仕入受入、配送は倉庫に委託をしていました。

でも、仕入や配送の指示は事業会社からします。
また、仕入や売上、在庫額管理も事業会社で行いますが、
それをExcelで行なっていた為、間違いが多かったんです。
まぁ、そもそも人的ミスを沢山してしまうような、
大ざっぱな人が多かった、、、
というのも間違いが多い原因ではあったのですが(笑)。

ですが、会計担当として、間違いが多いのは困ります。
特に決算の時に間違っていたなんて、金額によっては致命的となり
監査法人の意見書をもらえなかったり、
開示数値の訂正が必要になったり、
という可能性も出てきてしまいます。

だから、経理としてもシステム化して、
現場の間違いを減らす事をしたかった。
このあたりが、システム導入を推進する背景ですね。

●なぜ経理がやるのか?

そのシステムから直接仕入、売上、在庫を経理が数値を抽出できるようになれば、
現場の負担も減るうえに経理も現場の処理を待たなくてよいので
月次が締まるのも早くなる。

いいことが多いんですよね。

ゆくゆくはそのシステムと会計システムを連動させ、
自動的に仕訳を起票する仕組みを作れば経理の作業を激減させれる。

ただ、そのシステムをそのように使おうとするなら、
会計と内部統制の観点から問題ないかを色々とチェックしなければなりません。

  • 会計基準に則って処理できるようなシステムになっているか?
  • 会計基準に則って処理できるように現場も処理できて、どのように間違いを防ぐことができるのか?
  • そもそもこの運用でミスは起きないのか?

などなど色んな目線から判断しなければならないんですね。

それって、事業会社だけでやるのは難しい。
その目線をもった経理が行うんです。

●変化する経理の仕事

インターネット社会が進む中で経理は簿記を学び仕訳を起こす
だけではなくなってきているんです。

様々な事業ごとにスキームを考え、システムを会計に紐づけるための
仕組みを考える事も経理の仕事となってきてるんです。

私が経理になると決めた時、こんなお仕事をするなんて考えもしなかった。
ずーっと仕訳をきっていくんだと思っていました。
会社によって事象も変わるので、その仕訳が変わるだけだと思っていました。

でも、社会が変わると仕事も変わるんですよね。
次の5年後に経理という仕事がどうなっていくのか楽しみです。

では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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