こんにちは!諜報部長!税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。今週の報告をさせて頂きます!

さて、今回の報告テーマは、前回に引き続き、
「税理士の変更を考える理由・背景」という点についてお話致します。
税理士紹介サービス利用者の方が「何故変更を考えたのか」、
という理由を少しでもご理解頂ければと思っています。

前回もお話致しましたが、基本的に税理士さんは長く付き合えば付き合うほど、
メリットがある存在です。
ですが、中にはたった1年~2年で契約が終了となってしまうケースがあります。
双方不本意な状態であり、好ましい状況とは言えませんが、お話させて頂きます。

税理士をなぜ変更するのか~短期で契約終了の場合~

■税理士をなぜ変更するのか~短期で契約終了の場合~

確定申告を今回だけお願いする、相続発生時だけ税理士さんと付き合う、
という方を除き、事業者が税理士さんに契約を依頼するときは、
個人・法人問わず、継続的にお付き合いをすることが前提のケースが圧倒的に多いです。
もちろん、サービス提供の際に必要な機材やシステムを、
税理士さん経由で割賦やリース等の契約を結ばなくてはならない場合は異なりますが、
大抵のケースは2者間の契約ですから、契約年数の縛りは恐らくありません。

一般的には1年、もしくは1事業年度ごとの自動更新のような契約が多いと思います。
ただ、1年毎の契約とはいえ、会社の金銭的な実情だけでなく、
その他諸々の情報をお話する相手ですから、
殆どの方が「いつまでに契約を変更する」という前提で、税理士さんに仕事は依頼しないと思います。

ですが、中には、1年や2年といった非常に短い年度で、
税理士さんの変更に踏み切る方もいらっしゃいます。
もちろん、税理士さんに本来支払うべき報酬を払わず、
税理士さんから契約の打ち切りを迫られたという人もいらっしゃいますが、
そのような事業主側の明らかな理由が無い場合は、
大抵のケースとして、事業主様が税理士さんに不満を持って、変更への動きを開始します。
では、どんな不満を持つかというと、これも殆どの場合、「最初(契約時)の話と違う」という内容です。

こういった事業主様からのお問合せは、非常に不満が多い状況ですので、
こちらからお尋ねしなくても、色んなお話をして頂けます。
「話の金額と実際に請求・引落される金額が違う」、
「作業の分担が違う」、
「打ち合わせの回数・やり方が違う」などなど・・・・

●相互理解のズレ・差異によるもの

この結果に至ってしまうお客様のお気持ちを述べると、
要は、ご自身が希望されていた内容・理解していた内容と、
実際のサービス提供や支払額に差異があるというお話です。

その上で、当初はこのままお付き合いをするつもりだったけど、
いきなりこんなに違うなら長く付き合えない!それなら早めに新しい人を探そう!、
という流れで、弊社にお問合せをされているようです。

こちらとしては、そこまでご不満がある状況ですので、出来る限り迅速に応対していますが、
もしかしたら、このような結果は防げたのではないか?とも思っています。

もちろん、中には契約を取ることだけに執心して、
実態とは違う内容で事業主様との話を進めてしまう人もいるかもしれませんが、
税理士さんの中では、そんな方は本当にごく少数です。

●予防線としての契約書

では、何故こういった状況が発生し、そこまでこじれてしまうのか、
また、何故防げる可能性もあると考えるかと言いますと、
こういった状況は、大抵のケース「契約書を交わしていない」という実態がある為です。
税理士さんが契約書を用意していない、という言い方もできます。

基本的に商談を進めるときは、内容を打ち合わせで折衝し、
最終的に契約書等の書面で相互に確認しあって確定する、というのが一般的だと思いますが、
税理士さんの業界では、慣習的に契約書を取り交わさない事務所もまだ存在します
(もちろん、最近では少なくなっていますが・・・)。

お互いに人間ですから、同じ話でも理解や認識に多少の差異は生まれます。
ただし、書面で確定することで、将来的に生じる差異はコントロールできる可能性が大きいです。
お互いに合意した上で、お付き合いが始まるわけですから、
最初の段階では契約書を結んでさえいれば・・・と、
こういったお客様の時は思ってしまう時もあります。
事業主側と税理士さん、双方にとって、長く付き合った方がメリットも大きいからこそ、
最初が肝心と思う内容です。

今回の報告は以上となります。
次回も、同様に「税理士変更を考える理由、背景」について
報告したいと思いますので、宜しくお願い致します。