諜報部長、お世話になっております!経理担当、諜報部員のMです。

経理について、ご理解頂けてますでしょうか?

さて、今回は前回に引き続き、「有価証券の評価について」についてのお話です。

■有価証券の評価について②

前回、有価証券の評価の必要性を書かせて頂きました。
なぜ、決算の時に有価証券の評価を行う必要があるのか
お分かり頂けたのであれば幸いです。

さて、その決算毎に行わなければならない有価証券の面倒な事の続きです。
(完全に愚痴が始まるのですが・・・)

業務を行うに当たって致命的なのが、レートです。
有価証券だけではなく、基本的に貸借対照表科目はCR、
つまり月末日の為替レートで換算します(細かくは違う部分もありますが・・・)。
資産はその時点の価値を表示するものなので、末日時点のレートを使用するんですね。

つまり、翌月第1営業日にしかレートが出ない!
ってことなんです!!
「なんだ、当たり前じゃん」って思うかもしれませんが、
なんと!これって結構致命的なんですよね。。。

以前お話しましたが、決算書を発表するには期限があり、
決算月は通常よりもとーーーーーっても忙しいのです。。。
なので、前月までに出来ることは先にやっておいたほうがいいのです。
ですし、出来る限りやっておきたいのです。。。

なのに、評価は月初にしか行えない!
首を絞められている気分です。
大量の外貨有価証券を保有していると、作業時間だけただただ取られる・・・
という悪夢。。。

まとめて評価をすることができないので、1つ1つ評価をするしかないのです。
難しい事ではないのに、時間だけ過ぎる。
単純作業だから「あれ⁉️今どこやってたんだっけ⁉️」となる・・・

そして、有価証券の評価による「有価証券評価損」は税法上損金不算入なんです。
だってその費用は実際発生した費用ではなく、たまたま評価した事により発生した費用だから、
ということなのです。

その有価証券をその時点で売却すれば、(損失は)実際発生しますが、
実際売却してないので発生してないですよね。
一時差異と言うものです。なので、税効果会計も入ってきます。

あー!もう!と不慣れな私の脳みそはぷすぷすと煙をあげます・・・(笑)

できれば時間的余裕のある時に行いたい業務なのにできない・・・
どうにかならないもんかと3ヶ月毎に思っています。

完全な愚痴ですね(笑)。失礼いたしました。
さて、今回の報告で、今年は最後です。
また、来年宜しくお願い致します。ではでは、良いお年を~。
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