こんにちは!諜報部長!
税理士紹介サービスを営む、諜報部員のSです。

さて、今回も前回に引き続き、
「税理士事務所の求人状況」
という内容で話を進めていきます。

世間一般的に人手不足が
叫ばれていますが、
それは税理士事務所の業界も同様!

税理士、並びに税理士事務所との
やり取りから感じられる状況について
お話をしていきます!




■税理士事務所の求人状況-②首都圏以外と新しい情勢

前回は、他の業界の状況と変わらず、
税理士・会計業界も人手不足という話をしました。

理由として考えられるのは、
私見ではあるものの、

  • 他業界との給与比較
  • 確定申告数の増加
  • 大規模事務所の増加

こういった点が影響しているのではないか
というお話を致しました。

今回は、首都圏以外の状況と
この人手不足の状況が生み出した、
新しい情勢についてお話していきます。

●首都圏以外でも変わらない

有効求人倍率に関しては、
概ね東京が一番高くなるので、
実数値としては関東、つまり一都三県が
最も人手が足りないのだと思います。

ただ、首都圏以外の税理士事務所さんと
お話をしている印象としては、
はっきり言ってあまり変わりません。

寧ろ、名古屋・大阪等の地方主要都市の
一部の事務所さんは、切実な人手不足の所も存在する印象です。

前回お話させて頂いた通り、
税理士・会計業界の人手不足の要因は、
首都圏だけに限られる事情ではありませんので、
基本的には地域が変わっても同様だと思います。

●今までは見られなかった情勢

この全国的な人手不足となっている
税理士・会計業界ですが、
恐らくその結果として、
一昔前ではあまり考えられない状況が
見られるようになってきました。

それは、現事務所を退職して
独立する税理士に対しての応対です。

【以前のケース】

雇われていた税理士資格者が、
事務所を退職して独立するというとき、
中には円満な退社を迎える人もいましたが、
所長の税理士と少し揉めて退職する
というケースも少なくありませんでした。

既存事務所側の所長税理士が
独立予定の職員税理士を快く思わないのは、
当然、メインとして働いていた職員が
居なくなってしまうので、
それの補充が大変ということもありますが、
最大の理由は顧客流出です。

税理士の仕事というのは、
中小企業さんのサポートをしていく内容ですので、
主に企業ごとに担当がついていることになります。
そして、その担当者に満足している場合、
企業側としては、その事務所よりも、
担当者との関係性が強くなる場合があります。

そこで、その担当者が退職する
という事になると、少なからず、
その担当者に顧客がついて行ってしまう、
という可能性があります。

したたかな人は、現事務所に所属中から、
「そろそろ開業する」ということで、
ちょっとルール違反ですが、
引き抜きに近いような行動をされる方も
いらっしゃいました。

ですが、こんな活動をされなくても、
企業側の希望で「○○さんに依頼するよ」
というケースも多々存在するのです。

だからこそ、現事務所の所長は、
職員の税理士が退職する、というのが
あまり面白くないというケースが多かったのです。

【最近よくみられるケース】

ただ、最近は上記のようなことは
あまり聞かなくなりました。

それよりも多くなっているのが、
独立した後も、旧事務所の仕事を
続けてほしいという希望です。

前の事務所の仕事を続けるなら、
独立じゃないのでは?
と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。

勤務ではなく、外注(業務委託)として、
仕事を頼むという事です。
当然、フルタイムの稼働ではないでしょう。
多くても週2~3日、少ない人は1週間に半日や
2週間に1日程度という場合もあります。

この内容は、独立する税理士と
既存の事務所の双方にとって
メリットがあることも多いです。

独立する税理士にとっては、
(顧客)ゼロからのスタートという場合も
珍しくありませんので、
前の事務所からの業務委託は、
安定的な収入となります。

既存の事務所にとっては、
前任の担当者が業務を続ける為、
顧客流出も防げますし、
退職後の早期人員確保もしないで済む、
行うにしても時間的余裕が生まれます。

人員採用に取り組んだ結果、
時間が経過しても補充できる人員が
見つからないのであれば、
退職する税理士が担当していた
企業様に対しての業務継続は厳しいので、
独立する税理士側へ担当顧客を
引き継ぐというケースすらあります。

以前のケースでは、
独立したら前いた事務所の
敷居をまたぐことは出来ない、
というイメージですが、
最近のケースは、
良好な関係を継続しています。

業界的な人手不足・採用難が
大きな要因だと思いますが、
独立する側・される側にとっても、
実益を優先する情勢になったのだなと感じます。

さて、今回の報告は以上です。
前回・今回の2回にわたって報告した
「税理士事務所の求人状況」ですが、
いかがでしたでしょうか?

税理士・会計の業界は、
あまり大きなニュースでは報道されないものの、
人手不足・採用難は継続していますので、
こちらの業界に興味がある方は、
踏み出すなら今?かもしれません。

それでは、また次回からは
新しいテーマで報告致します。
次回も宜しくお願い致します。