諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は
「経理から見る事業責任者・代表者」
についてのお話です。

■経理が話す「経理から見る事業責任者・代表者」

諜報部長は、お仕事する時に
どんな意識・スタンスをもって
お仕事をされていますか??

このスタンスって
本当に人それぞれ違いますよね。
人生の中で仕事に
どれだけ重きを置いているか。
5年後・10年後に
どんな自分になっていたいか。

いろんな要因でこの意識って
変わってくると思います。
人数が多くなったり、
年齢幅が広くなったりすると
とても顕著に現れるのでは
ないでしょうか。

何でこんなお話をするかというと、
この意識によって
経理が大変になることがあるんです。

それが何かと言うと、
「指示されたこと以外知りません。」
という責任者の人。
いるいる~と思う人や、
ダメなの??
と思う人もいるでしょうね(笑)。

●指示待ちの責任者だと困る理由

経理って、会社のサイズや
組織に応じて接する人が限られます。
事業スキームのことを
お話することが多いので、
組織の中でも、ある一定以上の
役職の片としかお話しません。

そして、皆さん役職者ですから
『ここではどんな利益が発生している』
『こう事業が展開したときってざっくりPLはどうなる』
とかある程度事業のことを
理解されているし、
『こういうイレギュラー発生した時ってどうなんだろ??』
とかご自分で色々と考える癖を
持っているんですよね。

ただ、組織が成り立っていない会社や
代表が部下を育ててきれていない会社だと、
「指示されたことしか僕は知らないし、
会社のどの事業がどこで利益を生んでいる
のか知らないし、なんなら興味もありません」
というスタンスの責任者がでてくるんですよ。

もちろん、お仕事そんなに頑張りたくない。
もっと他に時間を使いたい!
と思うことは全然悪いことではありません。

だけど、責任者がこの思考だと
結構組織って難しいと思うんです。

以前、経理が消える職種No1のお話(※)
をしましたが、それと同じで
「指示されたことをやるだけ」であれば、
その「指示」を機械で打ち込めば
人間が不要になってくる
ということもあると思うんです。

※参照リンク
経理が話す「経理の5年後・10年後」

でも、それが責任者となると、
事業展開のヒアリングも
出来ないんですよね。

●指示待ちの責任者が誕生する背景

こうなる理由で多いのが、
代表や上司は彼・彼女を責任者にしたい。
でも、本人は責任者になりたいと思っていない、
もしくは責任者がどんな仕事なのか
知らない場合かと思います。

代表や上司は「経理さん。
新事業の責任者は○○君です。
今後全部聞いてね」と言われて、
その責任者とお話しても
全く会話が成立しない。

もちろん経験不足で
会話が成立しないのではありません。
経験不足で成立しない場合も
もちろんありますが、
本人のやる気があれば
一緒に頑張れるもの。

一番厄介なのが
「指名されただけだから。
事業のことわかんない。僕に指示をください」
と経理に言われること。

経理が事業の責任者に業務指示をする
っておかしいと思うんですけどね。。。

人を育てるって、
本人の「こうなりたい」という意思と、
上司の育てる力の両方が必要なのかな、
と最近思っています。

では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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