諜報部長!お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです

今回も仮想通貨関連の話で、
「アルトコイン」についてです。
しっかりチェックしておきましょう!

アルトコインって何?どんなのがあるの?

前回はビットコインの乱高下についてまとめましたが、
ビットコインに注目が集まると同時に
アルトコインもその価値が高まってきています。
そこで、今回はアルトコインについて
まとめてみたいと思います。

●アルトコインって何?

アルトコインとはalternative coinの略で、
直訳で「(ビットコインの)代わりとなるコイン」
という意味です。
一般的にビットコイン以外の
仮想通貨(暗号通貨)のことを
アルトコインと呼びます。

その中には、ほとんど実用性のないものや
一般市場で取引されていないものなども含めると
数千種類以上あると言われています。

なぜここまで数多くのアルトコインが
様々な形で開発されたのかと言うと、
ビットコインの概念が革新的かつ
オープンソースであったことに加えて、
ビットコインの普及に伴い
欠点も理解されるようになり、
それらを改善しようとする
動きが起きて来たためです。

その結果、ビットコインの欠点である
スケーラビリティ問題を解決したものや
単純に通過だけの機能ではなく、
通貨以外の機能を持つものも
数多く生まれてきています。

※スケーラビリティ問題
ビットコインの取引量増加によって、 取引の遅延や停滞が生じるようになってきており、 仕様拡張や変更などによって 解決しなければならない状況にあります。

●最も注目されている2つのアルトコイン

では、実際にどのような
アルトコインがあるか、
最も注目されている2つを
見てみましょう。

Ethereum(イーサリアム)

 

 

2013年にロシア生まれのプログラマー
Vitalik Buterin によって発表された暗号通貨で
2014年にスイスに設立された
「イーサリアム財団」という非営利団体によって
開発プロジェクトが推進されています。

ビットコインと同様に非中央集権型のシステムで、
運営主体はいません。

その最大の特徴は、
スマートコントラクトやDAppsで
ブロックチェーン技術を応用して
契約内容の管理やその契約の自動実行などが
分散管理される環境が実現されています。

これによってこれまでの金融業界による
中央集権型の巨大なシステム上で行われてきた契約や取引が、
金融機関や仲介者を介さずに実現できることになります。

ある意味でこれまでの金融サービスに対する
強烈なアンチテーゼであり、
こうした概念が高く評価されています。

特にマイクロソフトがイーサリアム技術を活用した
最新鋭のコンピューターシステムの構築を目的とした
「Enterprise Ethereum Alliance(エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス)」
に参加することを表明したことが注目を集めています。

※スマートコントラクト
直訳すると賢い契約(smart contract)という意味で、 自動実行される契約のことです。 具体的には、自動販売機のように 「決められた金額が投入され」 「ボタンが押されたら」 「決められた商品が提供される」 というような特定条件により 自動的に履行される取引契約のことです。

※DApps
Dappsとは、非中央集権・分散型のアプリケーション、 Decentralized Applicationsの略です。 ソースコードが公開・分散管理されており、 中央の誰かが操作をしなくても、 ソースコードによって自動的に実行されます。 これにより、透明性の高いアプリが 決してサーバーダウンのようなトラブルに 巻き込まれることなく、 将来にわたって確実に実行される環境が 実現されることになります。 スマートコントラクトが このDAppsにより実現されることで、 透明性の高い契約が将来にわたって 確実に実行されることが保証されることになります。

Ripple(リップル)

 

 

リップルとは、アメリカの「Ripple Inc」
という会社によって開発が進められている、
金融商品の決済・送金システムです。

2004年にカナダの Ryan Fugger
という開発者が考案し、
2012年にOpenCoin Inc(現Ripple Inc)
より開発されました。

ビットコインと同様にブロックチェーン技術を応用し、
分散管理された取引台帳を実現しつつ、
その処理速度を大幅に高めることに成功したため、
ビットコインのスケーラビリティ問題を
実質解決した仮想通貨ということになります。
(ビットコインでは平均10分程度かかっていた決済を
リップルはわずか数秒で完了できる)

リップルの最大の特徴は、
XRPと呼ばれる通貨を使ったブリッジ機能
IOUという債権取引機能でしょう。

リップルで扱える取引は、
法定通貨や仮想通貨などの実物資産に加え、
IOUという債権も取引できるようになります。

これらは、実際の銀行間取引で
良く行われていることで、
それぞれの信用に基づいて
実物資産を動かすことなく
取引が行われているわけです。

こうしたことからリップルは、
銀行間取引に特化した通貨であると言われています。

リップルに注目が集まっている理由は、
Googleが出資したことだけでなく、
多くのメガバンクがその利用を表明しており、
国際送金にかかる様々なコスト(人的・時間的・金銭的)が
大幅に削減されることになると言われています。

※ブリッジ機能
ブリッジ機能とは、橋を意味するブリッジがその由来で、 独自仮想通貨のXRPを介して ドル、ユーロ、円などの法定通貨や ビットコインやイーサリアムなどの 仮想通貨と交換することができる機能です。

※IOU
IOUとは「I owe you(私はあなたに借りがある)」の略で、 借用証明書のようなものです。 リップルのユーザー同士は、 ゲートウェイから発行された IOUで支払いを行うことができます。

※ゲートウェイ
ゲートウェイは顧客から通貨の預金を引き受け、 代わりにRippleネットワークの残高を 発行するビジネスで、既存の銀行のようなものに似ています。 ゲートウェイは、顧客の預金を把握しているため、 その信用に基づいてIOUを発行することが できるようになるわけです。

●まだまだある注目のアルトコイン




様々な特色をもったアルトコインが
まだまだ存在します。
そのうちの一部をご紹介します。

Lisk(リスク)

 

 

LISKはスマートコントラクトを特徴とする仮想通貨。
イーサリアムと同等の概念ですが、
イーサリアムで起きた問題を解消するために
サイドチェーンやJavascriptを使用するなどして特色を出し、
多くの利用者や開発者を呼び込もうと工夫しています。

Factom(ファクトム)

 

 

ファクトムは、変更不可能な電子記録を維持、
メンテナンスするためのプラットフォームで、
ビットコインのブロックチェーン技術に依存しています。

文書や契約書を始めとする
ありとあらゆる電子データの記録・管理を
第三者の依存なしに証明することができ、
その利用料として、ファクトム内の
独自通貨Factoidを支払います。

Augur(オーガー)

 

 

オーガーは2016年に公開された仮想通貨です。
「次の大統領は誰だ?」というような将来起きる事象に対して
参加者は未来を予測し、的中すれば仮想通貨(REP)がもらえ、
失敗すると失うことになります。
イギリスのブックメーカーのような
未来予測市場を管理者のいない分散型で実現しています。

NEM(ネム)

 

 

NEMはNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称で
金銭的な自由、分散化、平等、および連帯感の原則に基づき、
新しい経済圏の創出を目標としてはじまった
仮想通貨(暗号通貨)のプロジェクトです。

Litecoin(ライトコイン)

 

 

「ビットコインを金とするならライトコインは銀を目指す」
というコンセプトで、ビットコインよりも、
より流通量(埋蔵量)が多く、採掘や取引も
労力がかからないような形にして、
希少性はビットコインよりも低いけれど、
流通や取引に利用しやすいように
と考えられた仮想通貨です。

以上、いかがでしょうか?

このようにアルトコインの中でも
有望視されている2つの仮想通貨は、
新しい価値の提供を目指しており、
多くの賛同者が登場し、
加速度的にその価値を高めている状況です。

特に、イーサリアムとリップルは、
マイクロソフトとグーグルがそれぞれ関与しており、
あたかも代理戦争の様相を呈してきている
と見ることもできると思います。

また一方で、これらのアルトコインが成功を収めた場合、
従来のビットコインの価値が棄損する可能性も
少なからずあります。

そうした意味からも、
アルトコインは「ただのビットコインの模倣」や
「単なる投機対象」ではなく、
未来のイノベーションを支える
重要な要素であると言えそうです。

また、かなり利用目的を特化したアルトコインが
続々と出現してきており、
そうしたものが一気に価値を高めて
普及する可能性もありますから、
今後もアルトコインの動向には注目していきたいところです。

それでは、今回は以上です。
次回も宜しくお願い致します!