諜報部長!お世話になってます!
さすらいの情報収集家Kです

今回も引き続き、
「ビットコイン」についてです。
しっかりチェックしておきましょう!




ビットコインが乱高下!? その背景には何が?②

前回に引き続き、ビットコインの乱高下、
その背景を探ってみたいと思います。
今回は特にビットコインが
下落する要因について見ていきましょう。

●ビットコインが下落する要因

前回までにご説明してきた通り、
ビットコインは需要供給のバランスのみによって
相場が決定されていますので、
ビットコインの価値が下がるということは
「供給が増える」、
つまり「ビットコインを売る人が増える」
ということになります。

実は、ビットコインの供給が増える要因として、
もう一つ忘れてはならないことがあります。
それは、「ビットコインのマイニング」です。

●マイニングと発行上限

ビットコインのマイニング(採掘)とは、
ビットコインの取引を
分散管理されている取引台帳に追記する
コンピューター処理のことで、
マイニングの対価として
ビットコインが新規発行され
記録者(マイナー)に与えられる仕組みになっています。

このようにマイナーによって追記されていく度に、
ビットコインの総量が増えていく
(=供給が増える)ことになりますので、
ビットコインの価値が下がる要因
と考えられなくもありません。

また一方では、逆の考え方もあります。
ビットコインの総量はあらかじめ上限が
2100万BTCと決まっており、
上限を迎えた段階で
新規発行されなくなります。

※2017年6月段階で2100万BTCのうち
 約78%がマイニングされており、
 これから新規発行されるのは
 残り約22%分(約460万BTC)のみです。

そのため、
「今はまだ発掘で増えているけど、いずれは枯渇する」
と捉えれば、むしろ価値が上がっていく
ことが予定されていると見ることもできます。

例えば、石油や金などで考えると
わかりやすいかもしれません。
ご存じの通り石油や金などの地下埋設資源も
いずれは枯渇すると言われてきました。

その値段が徐々に上昇してきたのは
歴史が証明していますから、
ビットコインも同様に値段が上昇していく
という見方です。

とは言え、近年の石油はシェールガス革命や
需要の減少などの要因によって
大幅に下落していますから、
これに倣えば、
「ビットコインの枯渇が目前になった段階で、
需要が高まっていれば価値は上昇するが、
需要が下がっていれば暴落する」と言えそうです。

いずれにしても、
ビットコインの発行上限が
価値に影響を与える可能性は
少なくないと思います。

●ビットコインのハードフォーク問題

ビットコインの認知や需要の高まりによって、
その取引量が飛躍的に増大してきており、
それに伴いマイニング処理が
追いつかなくなる懸念が生じてきています。
(これをスケーラビリティ問題と言います。)

この問題を解決するために、
多くの開発者などが様々な対策を
考案してきているのですが、
未だに結論が出ていません。

主なその解決策を挙げると、
マイニングによって一度に記録する情報量を
増やす方法(Bitcoin Unlimited)や
記録する情報を圧縮する方法(Segwit)などが
提唱されていますが、
利害関係が一致しないためか
現段階ではどうするか見通しが立っていません。

※例えば、利用者にとっては
 取引処理が早くなることは良いことですが、
 マイニングする者から見れば記録する回数や
 情報量が減ったりすると利益が減少するため、
 否定的な意見が多いのです。

こうした中で、意見が一致できないのであれば
独自に新しい方法を適用してしまおうといった動きがあり、
ビットコインが2つに分裂してしまう(ハードフォーク)
のではないかと言われています。
※ハードフォーク:強固な分岐という意味

これがビットコインのハードフォーク問題です。
実際にハードフォークが現実のものとなれば、
これまでのビットコインの価値が
暴落する可能性は高いでしょうし、
新しく分岐した新ビットコインも
価値が保てるかどうかもわかりません。

こうしたことから、
ビットコインの将来性についての懸念が
ビットコインの価値そのものを
引き下げていると言われています。

また、この問題が解決していないために、
ビットコイン取引の遅延や障害が起きるたびに
この問題に注目が集まり、
価格を引き下げる要因になっています。

●仮想通貨に対する法的規制

ビットコインは分散管理で匿名性が高いため、
ブラックマネーの流入が懸念されていることを
前回記事で言及しました。

既に、国際的にはビットコインを使った
マネーロンダリングや脱税、
また犯罪の集金手段として使用されており、
国内でも初めて立件された事例も出てきました。

参考)不正取得のビットコインを資金洗浄
男2人を追送検 警視庁が全国初の立件(2017.1.30)
http://www.sankei.com/affairs/news/170130/afr1701300022-n1.html

こうした事から、今後規制が
強まっていく可能性があります。
国内においては、
マネーロンダリング対策の法律(犯罪収益移防止法)
などにより、ビットコイン取引所等は
「疑わしい取引を届け出る義務」
が課せられはじめました。

また、国際社会では、
マネーロンダリング対策が
重要なテーマとなっており、
首脳会談などで
「仮想通貨の透明性を高めるために規制を進めていく」
方針が打ち出されています。

参考)2015 G7エルマウ・サミット首脳宣言(仮訳)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page4_001244.html

こうした国際的な流れの中で法的規制が進み、
下手をするとビットコインの思想や
利便性を損なう可能性があり、
結果としてビットコインの価値を
暴落させかねないのです。

●他の仮想通貨の台頭

現段階では仮想通貨において
ビットコインのシェアが最も大きい
と考えて良いと思います。

ですが、ビットコインの他にも
数多くの仮想通貨(アルトコイン)が
登場してきており、
その規模を拡大させつつあります。
※アルトコイン:ビットコイン以降に
新たに創設された多くの仮想通貨の総称

その数は実に1000種類を超えており、
特に先に述べた、
ビットコインのハードフォーク問題などを
解決させたものも現れてきています。

また、銀行などの金融機関が
ビットコインの台頭に指をくわえてみているはずもなく、
対抗措置(?)として、出資し始めていることも
注目すべきでしょう。

参考)三菱東京UFJ銀行、米国 Ripple 社主催のグローバル銀行間コンソーシアム
「Global Payments Steering Group」へ参加
http://venturetimes.jp/venture-news/fintech/20082.html

このようにアルトコインの動きも加速しており、
今後ともビットコインが
No.1シェアを維持し続けられるかは
何とも言えないところです。

当然、シェアが落ちれば需要も低下し、
その価値が下がることは言うまでもありません。

以上、ビットコインの価値が下落する
ネガティブ要素を挙げてみましたが、
いかがでしょうか。

この他にも、
「急激な上昇があるとその後に利益確定売りが集中する」ことや
「一部の大口投資家が売りを仕掛ける」とか
「ネガティブ情報の流布・蔓延」など
一般的な金融取引などでのセオリーを挙げれば
切りがありません。

結局のところ、今回まとめた情報も
「ネガティブ情報の流布」と言われてしまえば、
その通りですから、
前回のポジティブ情報も考慮して頂いて
最終的に「自己責任でご判断下さい」
ということになると思います。

個人的には、今回の乱高下に象徴されるように、
今のビットコインを取り巻く環境は
まだまだ不安定で「安心して投資してください」
と言えるものではないと思います。
(あ、これもネガティブ情報の流布ですね…)

いずれにしても、
自分が正しい判断が下せるように、
常に情報を収集することが
一番大切なのかもしれません。

それでは、今回は以上です。
次回も宜しくお願い致します!