諜報部長、お世話になっております!
経理担当、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は「失敗談」についてのお話です。

■経理が話す「失敗談」

私も経理となって8年程過ぎようとしています。
やはり8年も経理をやっているとミスもします。
その一つをお話しします。

それは、在外子会社の換算をしている時です。
USD(米ドル)の試算表を日本円に換算するんですが、
換算の基準により為替換算調整勘定が生まれます。

当時まだ理解が足りなかった私は為替換算調整勘定が
あるべき額となっているのか分析する知識もなく、
ただ資産と負債純資産との差額だとしか考えずにいました。

それがある時、月次推移で確認した際に為替の変動がさほどないにも関わらず、
あまりに毎月の増減額が激しいことを上司に指摘されました。

●ミスの発覚・・・

そこで調べた結果、為替換算調整勘定を計算する計算が
適切になっていなかったことが判明しました。

今まではその数式でよかったのですが、日本円口座を在外子会社が保有したことにより
為替換算調整勘定の算定方法を変えなければならなかったのです。
でも、理解が足りなかった私はそこまで頭が回らなかった。

あるべきとの差額は多い月で数千万・・・。
正直とても焦りました。
私の勤める会社は上場していますので、
毎四半期社外に数値を発表しています。

発表している数値が数千万単位で間違っていると、
確実に修正発表が必要となります。
はい、とてつもなく怒られます。
始末書レベルじゃないでしょうか。
震えました(笑)。
今は笑えますが、当時は本当に寒気がしました・・・。

ただ、たまたま仕組み上、決算期だけは正しい金額になってたんです!!!
この事実が分かった時の安堵感はすごかったです。

この失敗を元に、今は為替換算調整勘定がどのような仕組みで
成り立っているのか理解して分析方法を考えました。
その為、為替の動きが激しい時期でも、
あるべき金額にを算定して比較、分析する事が出来るようになりました。

会社がどんどんと展開し成長していく時期は経理も並行して勉強が必要なんです。
流されながら仕事をしているとこうなるんだと思わされた出来事でした。
分析、分析、分析をして、自分で自分の間違いを見つけて
潰していかなければならないのです。

では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!
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