お世話になってます!諜報部長!諜報部員のDです。
今回も宜しくお願いします!!

確定申告真っ只中!
今のところ、予定通りに進んでいます。
本当に、私はお客様に恵まれています。

以前の勤務時代には、忙しいから仕方無いとはいえ、
本当にギリギリまで連絡が取れない人がいて、
本当に大変でした。
連絡が取れないからといって、勝手に済ませるわけにもいかないですし、
かといって、依頼を受けている以上、放置するわけにもいかない。
毎年毎年ヒヤヒヤしたものです。

さて、今回も前2回に引き続き、
テーマは「続・税務調査の実態」についてです。

<前2回:下記リンク参照>
※税理士が語る「続 税務調査の実態①」
※税理士が語る「続 税務調査の実態②」




■税理士が語る「続 税務調査の実態③」

税務調査は通常、事前に連絡があり日程などを決めたあとに入りますが、
中には無予告ではいるものもあります。
特に飲食店やパチンコ店などの現金商売の企業に入りやすい傾向にあります。
現金商売は、なかなか取引の実態をつかめないという特徴があるからです。
そこで税務署では、顧問税理士や本人に事前連絡をせずに抜き打ちで調査に来るのです。

●実は対処方法がある

ただし、この無予告調査は強制ではないのです。
いきなり調査官がやってきて、「調査しますので、帳簿とレジの現金を見せてください」
などと言われると、びっくりしてしまって、ついつい全部見せてしまう
という人が多いのですが、見せなければいけない義務はありません。
その場合には、すぐに顧問税理士に連絡をとり、
「税理士がくるまでは中に入れるわけにはいきません。」ときっぱり言って、
調査官には外で待ってもらうようにしましょう。

無予告調査の場合は、税務署側も、何らかの理由と資料があり、
脱税を疑っている可能性が非常に高いものなので、
税理士抜きでの調査は、あまり得策とは言えないでしょう。

●詐欺に注意!!

また、最近では偽の調査官を装う詐欺も多発しているようです。
調査官になりすまして、店舗や事務所に入り、
金品を盗んだり個人情報を搾取するといった悪質な犯罪です。
これを防止するためにも、まずは相手の身分証明書を確認するようにしましょう。

無予告調査があった場合を想定して、
現金商売の企業は事前に税理士と打ち合わせをしておくとよいでしょう。

さて、今回の報告は以上です。
また次回、同様のテーマでお話していきますので、
宜しくお願い致します!