お世話になってます!諜報部長!諜報部員のDです。
今回も宜しくお願いします!!

ついに確定申告がスタートとなりました。
ここからは、本当に時間と体力の勝負!
私がへばってしまうと、ご依頼頂いているお客様にも
迷惑が掛かってしまいます。

特に、インフルエンザとかかかると、一大事です。
伝染りたくない・伝染したくない、という気持ちから
会わないのが理想ですが、
会わない訳にはいかない場合も・・・。
ということで、皆さんも本当に体はお大事に!!

さて、今回も前回に引き続き、
テーマは「続・税務調査の実態」についてです。




■税理士が語る「続 税務調査の実態②」

税務調査の目的は、納税者と調査官が直接面談し、経営がちゃんと成されているかどうか、
またそれが正しく申告されているかを確認することです。
調査の結果、売上の過少申告や経費の上乗せといった
申告の誤りが見つかった場合には、追徴課税を収めることになります。

●税務調査でチェックされるポイント!

では、税務調査ではどのようなことをチェックされるのでしょうか。
調査は通常1~2日の限られた時間で行われます。
また、初日の午前中はほぼ雑談で終わります。
ただ、この雑談の中で調査官はいろいろな探りを入れてきます。
ビジネスの特徴、取引先のこと、お金の流れなどについて雑談形式で話し、
ここで大まかな金の流れをつかみ、怪しいところを探ってきます。
雑談が一段落すると、いよいよ本題に入ります。

まず、必ず見られる項目は売上や仕入れのお金の動きです。
売上がもれていないか、仕入れに水増しがないかなどをチェックします。
特に、期末後の売上や期末間際の仕入れは重点的に見られます。
いわゆる「期ずれ」がないかを確認するためです。
今期の売上が来期に回っていないか、来期の仕入れが今期に入っていないか。
意図的でなくても、ここは間違えが多いポイントだと調査官は熟知しているのです。

次に、給与関係についても必ず見られるでしょう。
扶養控除申告書がしっかりと保管してあるか、源泉徴収に間違いはないかなどです。
また、架空の人件費があった場合は大変です。完全に脱税行為となります。

同族会社の場合には私的な支出が経費になっていないかも確認されるでしょう。
特に飲食代はきっちと説明できるようにしておく必要があります。
誰と食事をしたのか、なぜ食事をしながら打ち合わせをする必要があったかなど、
議事録やそれに類するメモを作成しておくとよいでしょう。

税務調査は、毎日正しく帳簿をつけていれば怖いものではありません。
むしろ定期的にチェックをしてくれる会社の健康診断くらいに思っておくとよいでしょう。

さて、今回の報告は以上です。
また次回、同様のテーマでお話していきますので、
宜しくお願い致します!