お世話になっております!
現役経理在籍中、諜報部員のMです。

引き続き、今週も宜しくお願い致します。

さて、今回は「経理が退職するとき」についてのお話です。
前回は「経理のやりがい、報われるとき」の話でしたが、
まあ、それでも退職する人はいるわけで・・・
ということで、宜しくお願いします。

経理が退職するとき

■経理が退職するとき

みなさん、退職する時って大変ですか?
一般的に退職する時は
概ね1ヶ月前には退職の意思を
会社に伝えますよね。
私の会社の規定でも1ヶ月前となってます。

ですが、私の会社の経理在籍社員は
ほぼ全員半年程かけて辞めています。
私の前任は1年でした。。。

●経理の退職に時間がかかる理由

何故、私の会社の経理担当者が
退職するまでに時間を要するのか?

その原因は、
辞める意思表示の後に次の担当の採用を始め、
そして、採用されて引き継ぎが開始するから。
だから時間がかかるんですよね。

無理矢理にでも押し通せば、
経理とはいえ、短期間で退職可能でしょうが、
私の前任の方たちは、
その後の業務に支障が無いように
きちんと引き継ぎの期間を取って頂けているので、
退職の意思を伝えてから、
実際に退職するまでの時間が長くなっています。
優しい人が多いだけなのかもしれませんが(笑)

私も前の会社を退職する時は、
転職活動の前から黙々とマニュアルを作っていました。
新しい経理担当の方の入社を待たなくてもいいように、と思ったので。

でも、それだけでは
引き継ぎが厳しい会社もあるんですよね。
複雑なスキームの会社だったり、
複数の事業を行っていたりする
会社だったりすると、
マニュアルだけでは難しいことも多いんです。

新しい経理担当が理解するまでに
時間がかかるだけではなく、
もし、引き継ぎが不十分で
新任担当者の理解が足りないが故に
会計処理が間違えてしまうと、
開示した数値に修正が入る必要が出てしまったりします。

そんなことが起きると会社として
株主に悪い印象を持たれてしまうので、
絶対に避けなければならない。
上場企業ならではの理由です。

そのためには、マニュアルだけではなく、
経理部内での業務を行いながらの
引き継ぎをする必要があるのです。

だから、退職する際は半年位前には言わないと、
ちゃんとした引き継ぎが出来ないんですよね。
引き継ぎを必要とするお仕事だとみなさん同じですよね。

先ほどは「前任者の人たちは優しいから」
退職の期間までが長くなる、
という言い方をしましたが、
実際は、業務の重要性を理解し、
責任感があるから、ということなんですよね。

でも、会社としては、そういう人たちに
甘えてしまうのは宜しくないので、
社内の規定に則ったスケジュールが組めるよう、
普段からスムーズに退職できる組織づくりを
しなければならないんですよね。

まあ、経理は人手不足ですから、
決して簡単には退職してほしくないんですけど(笑)

もし、経理から他の会社の経理に
転職を考えている人は、
自社退職時の引き継ぎも、
新しい会社での引き継ぎもあるので、
余裕を持って、早めに動いた方がいいですよ。
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では、今週は以上です。
また次週宜しくお願いします!